オンラインのセミナーはリアルより価格が下がり、 参加者も減るのか?
2025.02.04 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
コンサルタントからよく相談されるテーマの1つは、価格設定です。
「オンラインで価値提供するには?」のテーマが多くなりました。
その中でもよく聞くのがこちらです↓。
「オンラインのセミナーはリアル(会場開催)より価格が下がり、
参加者も減るような気がして不安です。
従来の会場開催なら、2時間で参加費5千円のセミナーに
10人集まっていたのが、オンライン(生中継)だと
参加費は3千円で、参加者も5人くらいになりそうな気がするんです。
明確な根拠がある訳じゃないのですが、なんとなく、、、」
彼の相談は、多くのコンサルタントやセミナー講師の
本音を代弁していると感じました。
しかし、別の考え方もできるとわたしは思います。
そのポイントは、「比較対象の最適化」と
「オンラインならではの価値の言語化」です。
オンラインだとリアルより参加費が安くなると感じる人は、
無意識のうちに比較対象を「セミナーDVD教材」にしています。
これだと安くならざるを得ません。
なぜなら、教材は「時間を共有せず、情報が講師からの
一方通行なので、拡散可能だから安くなる」と認識されているからです。
しかし、10人限定のオンラインセミナーは事情が違います。
場所はそれぞれ異なれど、時間は共有しているし、
双方向性も確保できます。
しかも、手元の資料を画面で共有するなど、
リアルではできない価値を提供できれば、
参加費を下げる必要はありません。
そして、リアルと同等以上の価値が発揮できて、
しかも場所を問わずどこからでも参加できるとなれば、
むしろ参加者は集めやすくなる可能性もあるでしょう。
ここは脳に汗をかいて、価値を生み出していく時ではないでしょうか。