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コーチのインタビューコーチのインタビュー

「『本当にしたいことは必ず実現する』という価値観を3,000万人に伝え、常識にする」というビジョンの実現を目指しています。

「『本当にしたいことは必ず実現する』という価値観を3,000万人に伝え、常識にする」というビジョンの実現を目指しています。

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パートナリング株式会社 代表取締役
生岡 直人 さん

MVPコンテスト2連覇の生岡さん。「理念と経営数値の専門家」として様々な業種で企業の経営コンサルティングをしておられます。また、神戸のファシリテーターとして多くのキャッシュフローコーチの育成や、一般社団法人リネジツの代表として理念実現パートナーの育にも力を入れていらっしゃいます。生岡さんの仕事観、独立当初のこと、和仁先生との出会いなどについておうかがいしました。

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自分の周りの人を幸せに出来ているかどうかを、仕事をする上ではすごく考えます自分の周りの人を幸せに出来ているかどうかを、仕事をする上ではすごく考えます
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「『本当にしたいことは
必ず実現する』という
価値観を3,000万人に伝え、
常識にする」が、
僕のビジョンです

僕のビジョンは、「『本当にしたいことは必ず実現する』という価値観を3,000万人に伝え、常識にする」です。仕事をする上でも、ビジョンにそった判断基準を持つことと、自分の周りの人を自分がいかに幸せにできているか、を大事にしています。

今の仕事は主に三つの柱があり、「企業に対する個別のコンサルティング」と「コンサルタント向け講座」と「企業研修」です。比率的には個別コンサルが4、コンサルタント向け講座が4、企業研修が2というイメージです。

一つ目の「企業に対する個別のコンサルティング」の中身は、大きく分けると二つあります。理念策定、浸透のコンサルティングとキャッシュフローのコンサルティングです。企業の中における対象者は、「経営者」、「幹部社員」、「一般社員」とカテゴリー分けしています。内容によって、経営者に話す内容のものがあったり、幹部社員に伝えたいものがあったり、一般社員に伝えたいものがあるので、対象者別に分けていろいろとメニューを作っています。

二つ目が、「コンサルタント向けの講座」で、企業への定期コンサルで自分がやっていることを、ノウハウにしてお伝えしています。内容は、「理念の講座」と、和仁先生からお任せいただいているキャッシュフローコーチ養成塾です。まさに企業に対する個別コンサルが講座になっている感じで、あまり特殊な事はやっていないのです。

そして三つ目が「企業研修」で、大手企業の人材育成研修をしています。僕は元々やりたい事が人材育成だったのです。大学生の時に、ゆくゆくは起業をしてやりたいと思っていたのが、学習塾の経営でした。塾といっても勉強を教えたいわけではなくて、「在り方」や「どうやって人生を上手く生きるか」、つまり学問でいうと道徳や倫理学のようなものをお伝えできるような塾があればいいというイメージを持っていました。

人材開発や、何か人間学に近いものをやりたかったので、企業研修は、僕の中でのやりたい事の一つでした。いろいろなご縁で「研修をやりませんか?」というお話をいただくようになりましたが、大企業の人材育成研修をすると、自分のビジョンに近づくので、すごくいいと思っています。

僕が仕事をするうえで大事にしていることは、「全ての判断軸がビジョンに沿って出来ているかどうか」で、何事もこれに合っているかどうかで判断します。軸を持っていると何に対してもブレないですし、判断に迷いません。

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僕のミッションは、
「夢が目標に変わる瞬間と、その実現に関わる」
ことです

もう一つ大事にしているのは、僕のミッションである「夢が目標に変わる瞬間と、その実現に関わる」ことです。 自分の周りの人(ステークホルダー)を、いかに自分が幸せに出来ているかどうか、関わる人達の幸せを考えられているかを、仕事をする上ではすごく考えます。といっても高尚なことを言うつもりは全く無くて、そうしないと自分のやりたい事が出来ないからです。

今みたいに言葉としては整ってはいませんでしたが、20代前半の時に、ナポレオン・ヒルの黄金律(ゴールデン・ルール)がすごく好きで、大事だと思っていました。黄金律とは、「目の前の人に自分のしたいことをしよう」という考え方です。でも全然自分の中で身に付いていないし、表現も出来ていなかった。

言葉として知っていた黄金律を10年位考えてきて、やっとそれが腑に落ちてきて、「その通りにやれば、本当に上手いこといくんだ」というのが分かってきたのが30歳を超えてからぐらいだと思いますね。

大学を卒業後起業しましたがうまくいかず、数字が苦手だったので税理士になりました大学を卒業後起業しましたがうまくいかず、数字が苦手だったので税理士になりました

独立に至るまでの経緯を教えてください。

大学を卒業してから、大手の通信関連会社に就職し、営業として神戸で働いていました。ある程度成績も良かったので、その時は社会の厳しさをわかっていなかったのでしょうね、「自分でも独立して出来るだろう」と、半年で辞めました。

インターネット回線の代理店の権利が人づてであったので、個人事業という形で独立しました。そこで2年位やっていたのですけれども、結局は上手くいかなくなって事業をたたみました。そのあとはしばらく定職にもつかず、8~9ヶ月位は「どうしようかなぁ」とフラフラしていましたね。

今から考えれば多少の金額ですが、借金もあったので、日雇いバイトをしてお金を返したり、ハローワークに行って職を探したりしていました。でも「このままじゃダメだよね」とはすごく思っていた。やはりその時はセルフイメージがかなり低かった。しかも、世の中のことを知らなかった。知らない事が多すぎてセルフイメージの上げようが無かったのです。「どうやったら自分が目指す年収にいくか」のイメージが付かず、「何か仕組み的に無理!」と思っていました。「どうやっていくのか分からない」感じで、明らかに勉強不足だとすごく感じていました。

その時に、勉強して税理士試験を受けようと思ったのです。僕はそもそも数字が高校の時から大嫌いで、簿記や会計は吐き気がするぐらい嫌でした。数字が一番苦手だったので、それを克服したらもう一回勝負できると思いました。今までは悪い意味でセンスだけでやってきて、僕の中ではすごく頭を打った感じでした。「もう誤魔化しが効かない。努力が絶対に必要だ」と感じたのです。

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高校では
バスケットボール部でした。
1回戦負けの弱小チームが、
僕達の代で県内2位になり、
インターハイにも行きました

社会で上手くいっている人たちを見ると、絶対に自分よりは努力しているのがはっきり分かりました。自分の得意な事を伸ばしても良かったのですが、「知らない事への欲求」がすごく高くなった。数字や法律が得意になれば、もともと営業やコミュニケーションや交渉は得意なので、「もっと強くなれるんじゃないか」と思ったのです。

数字や簿記が大嫌いなのに、税理士試験に合格できたのは、僕は昔から反骨精神が強いからです。「出来ないだろう」と言われたことがエネルギーになり、「やってやろう」と思ってやり遂げた経験が、学生時代に何度かあります。事業をたたみ、このままでは無理だということ分かった時に、きちんともう一回努力しようと税理士の勉強を始めました。

働かないとお金が無かったので、とりあえず不動産の売買・賃貸・管理をやっている会社に1年半ほど行きました。僕は主に販売と管理をやっていました。管理組合の運営や、修繕工事の見積もりなど、作業着を着て、業者さんと一緒に打ち合わせもしました。不動産会社に勤めている時に「簿記2級」に受かり、「税理士事務所に勤めたい」と、多くの事務所に応募しました。けれども半分以上は書類選考でダメで、面接に行っても落とされまくりました。

面接で喧嘩した事もありました。ある税理士事務所で、「僕は税理士になってこんな事をやりたいんです」と話すと、「それは税理士の仕事じゃなくて、経営コンサルタントですよ」と言われた。「いや、絶対そういう税理士はこれから求められると思います」と言うと,「あなたは税理士に向いていないと思うから、税理士の勉強をやめた方がいい」と言われて、「何であなたに分かるんですか?」と言い返したのです。僕の中では「税理士=経営コンサルタント」というイメージがあり、「税理士さんがそれをやらないで何をするの?」とずっと思っていました。

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税理士法人では、
仕事の一つ一つが
本当に勉強になりました

最終的には大手の税理士法人に入ることができ、本当に良かったです。そこの事務所は変わっていて、いわゆる手垢が付いていない、営業あがりの人材を求めていたので、僕にぴったりだったのです。

税理士事務所で働きながら税理士の資格を4、5年かけて取りました。その頃は、平日の夜は21時頃に帰って3時間は勉強して、午前2時頃に寝て、土・日には10時間ずつ勉強していました。

そこの税理士法人には5年と少しいました。そこでは、まさに僕がやりたいと思っていた事が出来たのです。仕事もすごく難しく、求められるものも高く、良い意味で厳しかったけれども、何でもさせてくれました。一つ一つが本当に勉強になりました。

元々「もう1回チャレンジしよう」という気持ちは持っていたので、その税理士法人に入る時には、「ずっとここにはいません」と正直に言いました。「2~3年で辞めることはありません。勉強させてもらって、会社としての成果を上げて、ゆくゆくは独立したいと思っています」と言っていたのです。

しかし、自分のやりたい事はどんどんやれましたし、仕事も面白かったので、正直辞めるかどうかは迷いました。ちょうど5年に差し掛かる時に、退職を決意しました。その時には事務所の人といろいろな話をしました。

最終的に辞めると決めたのは、やはりチャレンジしたいという気持ちをどうしても捨てきれなかったからです。

当然、今まで独立して上手くいった経験は無かったので、その時は、正直まだ独立して「いける」という感覚は半々でしたが、最後は「死にはしないだろう」と思い、独立したのです。

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和仁先生の本を読んで、
「自分のやりたい事を
やっている人がいる」
と驚きました

もともと独立しようと考えていたので、それまでいろいろと勉強もしていました。その時に初めて和仁先生の『コンサルタントの教科書』という本を手に取ったのです。

読んでみて、「うわっ、何か自分のやりたい事をやっている人がいる」、「ちょっと悔しい。先にやられている」と感じたのです。大変、おこがましいとは思うのですが、率直にそう感じました。

「自分が全く言語化出来ておらず、不鮮明なものを、ここまで言葉にして、本にして伝えている人がいる」ということを悔しく思いました。

和仁先生に比べたら全く足元にも及ばないレベルでしたが、僕も税理士法人では、独自のコンサルティングメニューを作って、お客様に提供していたのです。

独立してそういうコンサルティングをやろう、と思っている矢先でしたので、和仁先生の本にはすごく驚きました。まさか先にやっている人がいるとは思っていなかったのです。しかも専門用語を使う事なく、お客様目線でのコンサルティングをあそこまでやっている人っていうのが「すごいな」と思いました。しかも本には和仁先生の人間性が出るはずなのに、読んでいて嫌な感じも全くしない。それがとても悔しく感じたのを覚えています。

僕は、「経営コンサルタントは、常に最先端の情報や知識を持っている人」というイメージを持っていたので、最初はそこを目指しました。そこに行くには果てしなく勉強しないとだめですから、「前途多難だ」と思っていたのです。けれども和仁先生の本は、角度が違ったのです。

一番良いのは「この人の養成塾を受けることだ」と思ってキャッシュフローコーチ養成塾に申し込みました。最初の6月に行った時点で「これはいけるな」と思って退職を決めました。「いける」と思った最大の理由は、和仁先生の人間力です。

和仁先生はボロが出なかったのです。僕は性格が良いわけではないので、最初は「何かボロが出るんじゃないか」とうがった見方をするのです。「良い顔をしていても、そうじゃないところがあるのではないか?」と見ていたのですが、全くそんなことはなかった。僕は「この人は本当に純粋で、本当に素直に実践して成果を出してきて、本当に皆にこのノウハウを伝えたいと思っている人だ」とすごく感じたのです。

僕が言うと失礼ですが、「こういう人は本物だな」、「この人の言う通りにちゃんと学んでいこう」と思ったので、「もう辞めよう」と思い、10月に会社を辞めました。

和仁先生に会ったとき、「人間としてこういう成長の仕方をしたい」と思いました大和仁先生に会ったとき、「人間としてこういう成長の仕方をしたい」と思いました

生岡さんから見た和仁先生のすごさってどんなところですか?

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神戸のCFコーチ養成講座のメンバーと

何と言ったらいいのでしょうね。極端な例ですけれども、もしロールプレイングゲームみたいなレベルがあるとすれば、和仁先生の人間レベルは相当高いと思うのです。和仁先生は、「人間を磨き極めていこう」と、すごくしていらっしゃる。変な武器や呪文を身に付けているのではなく、もともとの基礎体力がすごく高い人だと思います。

そういう人に出会うことはなかなか無いので、「人間としてこういう成長の仕方をしたい」と思ったのです。何かすごく純粋な人ですよね?それがやはり一番人を惹きつけるのでしょうね。

あそこまで強さと弱さを持ちあわせている人はいない。「和仁先生を皆で守ろう」という気持ちが、まわりの皆に出てくるのです。「和仁先生は騙されてはならない」と皆が感じていると思うのです。「和仁先生を残念がらせてはいけない」と皆が思うのは、和仁先生が弱さを周囲に見せられているからだと思うのです。弱さをさらけ出せているからこそ、「皆で守ろう」とか「皆であの人をもっと強くしよう」といった気持ちが出て、皆がもともと持っている強さが引き立たされているのではないかと思うのです。

独立前の2年間はお金も貰わず皆さんの相談に乗っていたので、独立後すぐにお客様が20社位できました。独立前の2年間はお金も貰わず皆さんの相談に乗っていたので、独立後すぐにお客様が20社位できました

独立してからのお話を聞かせてください。

独立してすぐに、お客様が20社位できていました。僕は元々独立した時の繋がりを事前にずっと仕込むタイプです。独立する2年前位から経営者の方たちとの繋がりが多かったのです。いろいろな人から紹介や繋がりを作って、「独立したら一気にオセロのように色を変えて行こう」と思っていました。

まわりから「やっと独立したか!」と思われるようなコミュニケーションをとっていたので、「もし独立したら来てくれますか?」と言ってもらえるよう、上手くタイミングも考えながら、小さな「YES」は取っていたつもりでした。それまでの2年間は正直に言って、お金も全く貰わず皆さんの色々な相談に乗っていました。そこからたぶん半年間位で紹介が続いて20社位にいきなり増えました。その20社はそれまでのお客様ではなく新規のお客様です。

初めから20社もあったので経済的にはやはり一気に変わりましたね。「元々お金がなかったから一気に変わった」という感覚もすごくあったと思います。養成塾を受けるために僕はお金を借りたぐらいでしたから。

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伝説のMVPコンテスト2連覇のチャンピオン

今のメインのコンサルメニューである「理念コンサル」は、独立してから完成し、スタートし始めたものです。

僕が勤めていた税理士法人も理念をすごく大切にしていました。そこでしっかりと学ばせていただいた事が、今は非常に大きいです。成功哲学とかを勉強していたので、結局「理念が大事」であることは分かっていたのですか「どうノウハウにするか」を学ばせてもらったのは、この税理士法人です。

ただ税理士法人にいる時は、「理念」に関しては正直私の中で考えがまとまっていませんでした。「ミッションを作りましょう」とやりましたが、全部ぶつ切りで、今の理念講座みたいに「1から10までをどうしたら良い」みたいな形は持っていなかったのです。そこは独立してから、正直色々とお客さんとの実践を通して、どんどんと形にしていきました。

和仁先生との出会いは本当に大きいですね。何か、見える角度が全く変わりました。考え方もそうですし、「成功」に対する角度が本当に変わったと思います。和仁先生に会ってなかったら税理士としてやっていたでしょうね。税理士業務だけなら、僕が元々やりたいと思っていた「人材育成」に結び付かなかったのです。

和仁先生と出会えたことで、「理念」や「キャッシュフロー」をきちんとメニューにして、「人の成長」や「人の育成」といった人間学そのものを追及出来るようなコンサルティングへ、仕事の質を高めることができたと思います。

今後は「人の育成」の仕事がメインになると思いますが、「人の育成」や「人の成果」には数字が付き物なので、数字も見ていきます。

独立して成功し上手くいくきっかけになるのは、「いかに自分の周りの人の成果を上げられるか」だと思います。独立して成功し上手くいくきっかけになるのは、「いかに自分の周りの人の成果を上げられるか」だと思います

今後独立しようと思っている人やキャッシュフローコーチをしようと思っている人に対してのメッセージやアドバイスをお願いできますか?

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HIROSHIMA NEVER GIVES UP.
BASKETBALL NEVER STOPS TRYING
TO CHANGE THE WORLD. 
WHAT ABOUT YOU
株式会社の代表取締役も務める
広島ドラゴンフライズの浦社長と

「まずはやってみよう」というのが基本ですよね。「チャレンジする気持ち」が一番の原動力ですし、それが無いとやはり前には絶対に進まないと思います。

僕もまだまだ成功したとは思っていないですが、やはり独立して成功し、上手くいくきっかけになるのは、「いかに自分の周りの人の成果を上げられるか」だと思います。自分の周りの人の成果を自分が上げ続けられたら、周りの人達は自分を放っておきませんから、そのサイクルをいかに自分が作る事が出来るのかだと思います。

例えば、「キャッシュフローコーチ養成塾」の時に、VC(ビジョナリーコーチング)合戦が有りますよね?大阪2期は30人くらい居たので、僕は全員の宿題が出来るように会議室を借りたり、「この人、休んでペアが作れてないぞ」といった人に個別に連絡を取って、「ちゃんと1週間以内に皆で宿題が出来るようにしよう」と段取ってきました。宿題が全員きちんと終われるように、段取りをやるということは、物理的には能力が要らない。誰にでも出来ることです。ですから「誰でも出来る事をやろう」としました。

僕にVCを教える事は出来ないけれども、皆で情報の格差が無いようにすることや、誰かが仲間外れになっていないかを自分でチェックするとか、全員がきちんと出来るように会議室を取ったり、連絡をしたりといったことを引き受けてやっていきました。

独立するにしても、きっと「何が出来るか」という気持ちを持ちながら行動していく事で、絶対に回りまわって返ってくる。独立しても上手くいっていない人は、自分の成果だけを見ているうちは上手くいっていないのではないか?と思っています。

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クライアント様と
「感謝、いつもありがとうございます」の文字が

成果は得るものでは無く、得させていただくものだと思っています。それが顕著に表れているのが、僕が紹介でしかお客様を取った事が無いということです。それが、いわゆる周りの人達に対する成果をどう作っていくかという構造の表れの一つだと思いました。関わっていると、自分が成果を上げさせてもらえるから、「知り合いにこの人を紹介しよう」という話になるわけです。つまり、自分で宣伝しなくても周りの人がいろいろと応援してくれるのです。

まさに僕は、ナポレオン・ヒルの「ゴールデン・ルール」まで立ち戻ったのです。「自分がしたいと思う事を、まず人にしなさい」というのは、すごくシンプルですけれども「本質だ」と思いました。

僕は、「人のために」ということをよく言っています。それを何か高尚なことやホスピタリティと勘違いされたたくはないのです。ホスピタリティとは違うのです。僕が言いたいことは、「マザー・テレサのような考えを持ってくださいね」では無いし、慈悲の精神でも無いのです。高尚なことを言っているわけでは無く、世の中の仕組み的に、「それしか成功の法則は無い」からなのです。そこを分かっていない人がいたら、人間の思考や感情をきちんと分析して欲しいのです。

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「リネジツ」の今後の活動をノウハウ化し、
「理念実現学」という一つの思想を残したいのです
(「リネジツ」のメンバーと)

「人のため」と言っている時の「人」に、自分も入れると良いと思います。「自分と他人」と、分けない感じです。「人のために行動しよう」とは自分のためでもあるし、他人のためでもあるので、人間のための行動という表現が近いでしょうかね。「人間が良くなるための行動をしていこう」という感じです。

ゆくゆくは学者を目指し、何か世に残せるものを作るのはすごくロマンがあっていいと思うのです。過去に朱子学や陽明学などの素晴らしい学問が作られて今に残っているように、私が運営している「理念コンサル講座」の修了生の皆さんのコミュニティである「リネジツ」の今後の活動がノウハウ化され、「理念実現学」という一つの思想として残るものになってほしいと思っています。

<取材・文> 神戸1期 西野 順子

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