2018.10.11
みなさま、こんにちは。
協会レポートプロジェクトの西野順子です。
2018年10月11日に大阪で行われた、
強化研修会の内容をレポートします。
ランチ会の発表は大阪4期の中尾友和さん。
中尾さんは、
広島のキャッシュフローコーチ(CFC)と
ジョイントベンチャー(JV)を、
いくつも成功させています。
中尾さんはCFCそれぞれの方の強みを見つけて、
入口から出口までをイメージして
パッケージにすることが得意なのです。
例えばJV相手の一人、峠本(たおもと)さんは
飲食店の新規店舗展開が得意なCFCとして、
セミナー受講者に紹介します。
顧問契約に至った時は、峠本さんが税務顧問とCFCを、
中尾さんが研修の担当をされるそうです。
CFCの誰と誰がどんな風にJVすれば面白いかを
見つけることに長けた中尾さん。
なかなか自分の強みが見つかりにくいと思う方は、
中尾さんに相談したら、意外な強みを見つけてくれるかもしれません。(^^)
私もJVがかなり身近に感じられるようになりました。
中尾さんのお話を聞いて、和仁先生が思い出された言葉は
「奪い合えば足らぬ 分け合えば余る」 相田みつを
本編では、まず和仁先生から、
「比べるのは他人ではなく過去の自分」
というお話がありました。
人がどのような時に感動するかというと、
その人の成果の絶対的な大きさよりも、
その人がどれだけ変わったかという、
変化の度合いの大きさです。
養成塾や研修会に行くと、
他の人の輝かしい成果と比べて、
自分はダメだと思ってしまうときがあります。
でも、養成塾に入る前の自分と比べると
自分ができるようになったこと、知り合えた人など
いろいろな変化があるはずです。
まずは自分のビジョンをしっかり作り、
プランをきちんとたてる。
プランが具体的であればあるほどそれに集中するし、
やることがあるから気が散りません。
ビジョンがあってもプランがなければ、
そこに行ける気がしないから気が散ります。
気が散ると成果が出ている人の事に目がいって、
自分と比べて落ち込んでしまうのです。
「比べるのは過去の自分
集中するのは自分のビジョンとプラン」 たつや
事例発表は大宮1期の大崎泰寛さんによる、
ユニークなビジョナリーブラン(VP)の活用法でした。
和仁先生の教材「ビジョナリープラン策定法」を使って、
和仁先生の話を顧問先の社長に聞いてもらい、
大崎さんはコーチングを行いながらVPを策定します。
このとき聞いた経営者のお話の内容をもとに、
VP、こだわり、創業ストーリー、
経営数値等をまとめてVPの冊子を作ります。
こうやって形にすることで、
① パートナーとしての自分の位置付けがはっきりする。
② 言葉の定義を整えることで、
会社の目指す方向性が明確になる。
③ VPの冊子を作っている会社がないので外部の評価も上がる。
というメリットがあるそうです。
研修会のメインは4名によるパネルディスカッションです。
自分の得意分野にプラスして、養成塾の学びをどのように使っているかという発表でした。
トップバッターは大宮4期の佐藤真一さんです。
佐藤さんは「人と組織のスーパーサポーター」。
「自立型人材の育成を支援することで、
相互支援し合える企業・組織・チームを創造し、
成果を最大化させる」をミッションにしています。
佐藤さんのベースになっているのが「箱」理論。
相手を人として見ている時は伝えたいことが伝わるが、
物として見ている時には伝わらない。
いくらスキルやテクニックがあっても、
心の持ち方が違っていると伝えたいことが伝わらないと、
やり方よりもあり方を大事にしたコンサルティングをされています。
佐藤さんのお話の中で私が面白いと思ったのが、
実際の会議の前に理想の会議をイメージして行う「模擬会議」。
受講者にどんな会議にしたいかを聞いてコーチングをしながら、
受講者に会議を体験してもらうのです。
ある会社で模擬会議の後に実際の会議を行ったところ、
社長から「感激した」というお礼のメールが来たそうです。
佐藤さんは「真チャンネル!」という、
FBライブ番組も毎週配信されていて、CFCの方も多く登場しています。
2番手は大宮5期の藤堂武久さん。
藤堂さんは『リスクマネジメントCFC』で、
CFC初の弁護士さんです。
弁護士と聞くとお堅いイメージがあるのですが、
藤堂さんは、紙芝居や寸劇を使って、
難しい法律の話をわかりやすく伝える
紙芝居弁護士さんなのです。
今回は
「CFCのためのフロントセミナーを増やすアイデア」
というテーマでお話していただきました。
セミナーの差別化のための要件は、
①誰が、②何を、③どのように、の3要素であり、
① セルフイメージをしっかり作り、
② JV相手の本業に貢献し、
③ ストーリーを伝えるようにすることで、
セミナーはうまくいくそうです。
藤堂さんのやり方は、紙芝居セミナーを開催し、
欲しくなるような特典が付いたアンケートを配ります。
このアンケートがリストを増やすための
営業ツールになるそうです。
そして、メルマガで信頼残高を増やし、
次の紙芝居セミナーに結び付けるという活動を続けておられます。
ここで実際に紙芝居も披露していただきました。
絵もかわいいし、特殊音も効果的で、とてもわかりやすく面白い。
こんなセミナーなら是非受けたいと思いました。
3番手はキャッシュフローコーチ協会の顔、
東京1期の熊澤斉さん。
熊澤さんのコンサルティングメニューは、
税務会計×融資×CFC×理念実現で、
経営全体の最適化を支援するCFCの王道です。
中でもユニークなのが
「財務顧問」というサービスで、
資金力がなく創業間もない
個人事業主や法人が対象です。
内容は、創業支援助成金を獲得するお手伝いをして、
キャッシュを潤沢にしたうえで、CFCをするというものです。
面談は3ヶ月に1度、事務所に来てもらって行うので、
月々の顧問料を低価格に設定できます。
こうすることで、クライアントさんが払いやすく、
自分の負担も少なくなっています。
創業融資を受ける時に、設備などハードの費用に加えて、
コンサルタントの費用もしっかり入れておくことで、
クライアントさんは安心して顧問料を払うことができるのです。
財務顧問のクライアントさんが成長して経営が安定すると、
そのままCFCの顧客になることも想定されるという、
しっかり設計されたメニューはさすがです。
トリを飾るのは広島のファシリテーター、大阪3期の稲葉琢也さん。
稲葉さんのミッションは「お金で不幸になる人を無くす」です。
銀行の支店長も務めた金融のプロによる、早期再生支援のお話でした。
稲葉さんのお客様は、
主に売上げが右肩下がりになり、
資金繰りと銀行取引で困っている経営者の方です。
まずはキャッシュの不足を解消するために、
経営改善支援センター事業(補助金)を利用して
お金の手当てをした後、
経営改善計画の策定支援をして、
3年間のモニタリングを行います。
この経営改善計画を立てる時に使えるのが
ビジョナリーコーチング、安全安心ポジティブな場づくり、
ブロックパズル、着眼点モデルなどの
キャッシュフローコーチの基本的なテクニックです。
そのあと、半期ごとに3年間のモニタリング期間中に
顧問契約やCFC契約を獲得しているそうです。
稲葉さんは、早期再生をするキャッシュフローコーチを今後増やして、
困っている経営者をもっともっと助けたいと、
早期再生コンサルタントの養成講座も開講されています。
今回4人のパネラーの方のお話をお聞きしましたが、
同じCFC養成塾を受けていても、
本当に人によって様々な活用の仕方があるものですね。
本編の最後には、
MVPコンテスト登壇者の
発表順を決める抽選会を行い、
次のように決まりました。
1.田中 孝男さん(大宮5期)
2.井口 雄介さん(東京4期)
3.宍戸 友紀さん(東京3期)
4 岩田 健一さん(大阪2期)
5.内山 崇行さん(大宮3期)
6.あべき 光司さん(大阪3期)
みんなの前での抽選というのも、
ワクワクドキドキしていいですね。
延長戦では、コンテスト登壇者6名による、
それぞれの決意表明が行われ、大いに盛り上がりました。
これからも、この大阪強化研修会が、
MVPコンテストの前哨戦みたいになるかもしれませんね。
以上、大阪強化研修会のレポートでした~(^O^)/
< 文責 > 神戸1期 西野 順子
<写真協力> 大阪2期 岩田 健一さん
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