2019.02.23
キャッシュフローコーチの皆さん こんにちは!
横浜1期の大久保優子です。
今回は、2月23日土曜日、東京で開催された
「第10回JVサミット」についてレポートします。
日本CFコーチ協会生みの母とも呼ばれる
三井住友海上あいおい生命保険(以下MSA)様
勝並支社長の発案で開催され、今回で、10回目、
早いもので4年目になりました。
MSA様には毎回、JVサミットの会場も
ご提供していただいており感謝に耐えません。
さて今回もJV(ジョイントベンチャー)サミットで
各プロジェクトで進行中の
ジョイントベンチャーの進捗共有と
一人一人のキャッシュフローコーチが
抱えているJVのお困りごとに対して
和仁先生による公開コンサルセッション等、
どのようにしてJV相手を見つけ、
関係を構築し、そしてビジネスに育て上げていくのか
実戦的なディスカッションが重ねられました。
これからJVを始めようとされる方も、
すでにJVを始めている方も、
それぞれ、知っておくと役に立つことがたくさんありました。
いつものように、和仁先生のさわやかなオープニング。
続いて、グループに分かれて、
各自が今回のサミット参加で得たい事を、仲間と共有しました。
和仁先生からは、将来JVができそうな会社と
昨日打ち合わせしました、と興味深いお話もありました。
現在は、キャッシュフローコーチと
とても相性のよいビジネスをされているとの事で、
ジョイントすることで、両者にもお客様にも
それぞれ、メリットがありそうなお話しでした。
この先の展開がとても楽しみです。
スタートは、銀行プロジェクトの新リーダー
三上さんからです。
まずは、前リーダーの丸山さんが実践されている、
銀行との関係強化のきっかけとなる、
セミナー、研修の提案方法について発表がありました。
本部向けには、
(銀行系の)コンサルティング会社での
顧客向け有料セミナーを、
支店向けには、上得意様向けセミナーを、
人事部向けには若手行員さん向けの
有料定期研修の提案の進め方についてでした。
大手地方銀行ご出身の三上さんのご経験をベースに、
銀行のお困りごとニーズや、
支店長に受け入れ易いアプローチ法、
銀行員さんの弱点(?)等々、
他所ではお聞きできないこと、
ヒントをたくさん聞かせてくださいました。
当初はハードル高いなぁと思っていた銀行ですが、
お話しを聞くうちに、自分でも出来そうな気がしてきました。
続いては、美容室CFプロジェクトリーダーの
佐竹さんからです。
佐竹さんは税理士さんですが、そちらとは別に、
キャッシュフローコーチ業をするための
会社を立ち上げ、その代表もされています。
美容室CFプロジェクトは2016年にスタートし、
美容室のビジョン実現の貢献に関われるような
大手美容メーカー様とのJV構築が進行中です。
先方の事業展開に応じて、
美容室向けのセミナー開催や研修メニューの
検討などに取り組んでおられます。
大きな組織と組む際の留意点、
相手に心地よく動いてもらうための工夫等々、
ワークも織り交ぜて学びました。
美容室プロジェクトでは、タイムスパンも協業範囲も拡がる、
壮大な構想が着々と進行中です。
JV相手と付かず離れず、程良く、心地よく関係性を深めていくには、
どんな接し方をすればいいのか、経緯やご経験を踏まえてのお話しは、
とても参考になりました。
MSA勝並さんからは、
膨大な顧客リストを保有する保険会社の立場から、
コンテンツホルダーとしてのCFCに期待することや、
JVを成功させ、長続きさせるためのヒントについて
話していただきました。
コンテンツホルダー、マーケットホルダー(MH)の
協業をうまく進めるには、
両者のコーティネート役は必要かつ、
そこをCFCが主導すると成功しやすいとのこと。
また、コンテンツホルダーのCFCとしては、
自分自身が享受できるメリットとあわせて
MHの本業の成果にも貢献できるような組み方が、
協業を長く続けるためのカギになります。
そのためには、MH(今回は保険会社)のお困り事を明らかにし、
彼らがどのような成果を希望しているのかを、
事前にヒアリングで明らかにし、共有し
CFCが実施するセミナーの中で、
MHの期待するような的確なトスアップをすることが大事です。
また、ジョイントでセミナーをする場合は、
集客はMHが主に担当することになりますが、
その際、具体的にどんな顧客を集めて欲しいのか、
が明確に共有できていると動きやすいとのことでした。
続いては、グループワークです。
MHとジョイントで開催するセミナーの企画を
各グループでディスカッションしました。
1.~トッププレーヤー社長限定~
社員10~20人企業向け会社のお金と
社長の貯金を増やす脱どんぶり経営セミナー
2.~社員5人までの家族経営企業のビジョン実現を後押し~
会社のお金と社長の健康リスクを考える脱どんぶり経営セミナー
3.~借金しててもあんしん経営~
年商30億社員50人までの借入依存の会社向け脱どんぶり経営セミナー
4.~隠れた銀行借り入れの相続リスクに備える~
社長、成長に見合ったリスクヘッジはできていますか?
等々、各グループ代表から発表がありました。
20分のディスカッションで、MHに依頼したい集客対象の明確化、
受講者のお困りごとの言語化、MHの成果につなげるトスアップ等、
勝並さんからの学びを活かした企画案が次々と誕生しました。
JVサミット最後のコーナーは
和仁先生がCFCの質問に答えてくださる、
公開コンサルティングセッションです。
最初のステップは、
質問者から寄せられたJVでのお困りごとを、
○○を○○するには…
という表現でテーマにすることで、
ポイントを明確化します。
今回は、3人のCFCからの
テーマについてのセッションが行われました。
1.大企業とのJVを一歩進めるには
どうしたらいいか?
先方の組織が大きいため、時間がかかり、
人事異動等で担当者が変わったり…。
そんな中で、自分が主導権を握るには…。
2.組みたいと思っているMH先があるが、
自分の理想とする見込み客を
(JV先の)誰に集めてもらえるか?
3.先日、研修会社を通じて、
金融系企業の人事部に研修をしたが
この企業とJVをするきっかけを
つくるにはどうしたらいいか、
どれも、みなJVに取り組むコンサルタントなら
知りたいと思うことですね。
3つのテーマについて方向性が見えてきました。
(紙幅の都合で詳細をお届けできないのが残念ですが、
いつかきっと別の形でお届けできる機会ができると思います)
こうして、50分の限られた時間で
3つのお困りごとの対策が導き出されました。
CFCのイベントでは、本編の後、
延長戦と呼ばれる懇親会をするのが恒例です。
会場近くの居酒屋へ。
和仁先生を囲み、
JVサミット本編ではカバーしきれなかった
具体的なJVに関する質問や事例、
みんなの前では聞きにくかったけど、
どうしても知りたかった事などなど、
安心安全ポジティブな場だからこそできる
話題で大盛り上がり。
志を同じくする仲間との濃密なひと時を堪能しました。
CFC一人ひとり、たくさんの学びとともに家路につきました。
次回は第11回、開催は2019年6月22日(土)です。
どうぞお楽しみに。
<文責> 横浜1期 大久保 優子
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