2019.10.10
みなさん、こんにちは!
東京5期の橋本秀明です。
今回は、2019年10月10日、大阪で開催された強化研修会について、
レポートしていきます!
恒例のランチ会は、
横浜1期の大久保優子さんから
「キャッシュフローコーチのための
コンテンツサイト活用のヒント」
と題して発表がありました。
昨年夏からスタートした、
コンテンツサイト運営プロジェクト。
大久保さんはそのリーダーとして活動されています。
このコンテンツは、和仁先生が
現場で困っているコンサルタントのために書かれた記事が中心です。
もともとは、協会外部への発信のために企画されたとのことですが、
キャッシュフローコーチが活用する方法について、
事例を交えて解説していただきました。
① ブログのネタが尽きて困っている
② JV先や見込客へ訪問する際の手土産ツールに
③ クライアントへの関心をさりげなくアピールしたい
④ 本来の自分、ビジョン、在り方を思い出す
最短5分で用意ができて、かつ成果が出る活用法など、
大久保さんの事例も交えて紹介していただきました。
参加者の皆さん、
それぞれ活用法のイメージができたのではないでしょうか。
私もさっそく事務所のブログに、利用したいと思います。
月間アクセス数10,000件に迫るこのコンテンツは、
「オンライン版コンサルタントの教科書」
というタイトルで協会サイトにて閲覧できます。
http://jcfca.com/media/
さあ、本編スタートです。
和仁先生から、
この後展開されるパネルディスカッションを、
どんなスタンスで聞いた方が良いかについて、
レクチャーがありました。
「今日、登壇するパネラーと
自分を比べるのではない。
各々の段階によってどこをどう取り入れるか
という目線で聴いて欲しい。」
例えば、
① 思うように成果が出ずに悩んでいる人
② 成果が出てポジティブに目の前のことに集中できている人
③ 次のワクワクするビジョンが見えずモヤモヤしている人
それぞれの段階によって、取り入れられるポイントは違うはず。
成果が出ていてもそうでなくても、
AAPな場で一緒に学べるのが強化研修会です。
そして、今後のCFCメソッドが進化する伸びしろ
「専門分野とCFCメソッドの掛け合わせ」
という発想についてお話がありました。
「ビジョナリープラン、ブロックパズル、CF計画表を全て使う、
王道のやり方をしなければならないと思っている人がいる。」
「でも、必ずそうしなければならないわけではなく、
本業にどうCFCメソッドを取り入れるか、
キャッシュフローコーチの数だけその組み合わせがあっていい。」
常に相手のお困り事起点で、サービスを組み合わせ提案することを
忘れないようにしたいと思います。
成果事例は、東京1期、熊澤さんがインタビュアー、
私、東京5期の橋本が発表をさせていただきました。
私が提供している財務顧問サービスは、
多くの方に提供したいため、
来所型にして料金を抑えています。
受注の9割は、自社開催セミナーからになります。
サービスのベースは、健康的な強制力と場の提供。
私自身も毎月、経営コンサルタントの方に、
自社の経営をモニタリングしてもらい、
宿題をこなすことでその効果を実感しています。
また宿題をやってきてもらう工夫として、
2時間の会議の場で宿題の一部に手を付けてもらうこと、
スタッフとの業務分担、議事録の書き方などについて、
質疑応答の中でお話しさせていただきました。
和仁先生からは、例えば、社長が社員面談をする予定があれば、
その場でリハーサルの相手役を務めてみるなど、
場の提供における価値の持たせ方について、
フィードバックをいただきました。
いよいよパネルディスカッションのスタートです。
トップは、大阪4期の片山祐姫さん。
片山さんが、以前から取り組まれている
知的資産経営という経営手法に
CFCのコンテンツをどう取り入れているかについて
発表がありました。
知的資産経営の手法を使って、
その企業の独自の強みを洗い出し、
全体像を整理します。
それを成長戦略や社員教育など、様々な場面で活用していきます。
なぜ、CFCのメソッドと組み合わせたかについては、
経営者との関わり方がパートナー型であるというスタンスが同じ。
また、ゴールは経営者のビジョン実現という共通点があることで、
相乗効果があるのではないかと思ったそうです。
知的資産経営に、キャッシュフローの要素が加わることで、
親和性や補完性があるという点について、
クライアントの美容院と工務店の事例発表がありました。
知的資産経営に、数字の観点が組み合わされることにより、
経営者のビジョン実現に、一気通貫して継続して関わることができます。
最後に
「CFCメソッドと親和性のある知的資産経営に、
興味を持ってくれたら嬉しいです。」
と発表を締め括りました。
続いての発表は、大宮7期の仲光和之さんです。
半年で約90回もセミナーにご登壇され、受講者アンケートでは、
「仲光さんがしゃべるセミナーにまた行きたい」
と書かれるほどの人気講師。
その裏にある工夫やノウハウは、とても参考になりました。
消費税増税のタイミングでもあり、
ほとんどが商工会議所主催の
消費税セミナーとのことですが、
CFC契約へつながるようセミナーの中に
お金のブロックパズルを取り入れている
とのことでした。
セミナーの集客には、
現地での商工会議所職員の評価がとても大切。
各地の職員同士の口コミで評判が伝わり、
全国からオファーがあります。
仲光さんがセミナーの評価を上げるために意識したこと
・いかに分かり易く専門用語を使わずに説明をするか。
そのため表現や言い回しには徹底的にこだわった。
・受講者にアウトプットしてもらうための前置きトーク
表現の仕方は、回を重ねるたびにPDCAを回して、練り込んだそうです。
またセミナー中で、一番気を付けたことは、やはりAAPな場づくり。
消極的な受講生も多い中、どのように能動的に学んでもらうか、
その前置きトークの実演に、会場から拍手が沸き起こりました。
短期間に、高頻度で行った消費税セミナーを通して見えてきたこと。
それは、フロントセミナーとして位置づけていたものを
「フロントフロントセミナー」として捉え、
完全にバックエンドを狙ったセミナーの提案に結び付けること。
そしてその成果は、来年の協会最大のイベントの場で
報告したいと早くも決意表明がありました。
三番目の発表は、大阪4期の中尾友和さんです。
中尾さんは、
「過去最高の売上粗利を達成させる、
最強の営業部隊を育てるパートナー型研修講師」
として、CFCメンバーと数々のJVを成功させています。
その中で気づいたことは、
「契約を受注するには、
専門性と関係性の掛け合わせが必要。
そのため、単発プログラムを作って提供し、
関係性を構築していく。」
「関係性の高いひとつのクライントがあった場合、
一人で関わるのではなく、
専門性を持った複数のメンバーで提案ができれば、
多くの価値提供ができる。」
そして、同じコンテンツでも、対象者を変えれば別な商品になる。
例えば、VCと1シートマネープランのCFCメソッドを
社長に提供すれば、事業計画策定コンサルティング、
後継者に提供すれば、後継者育成プログラム、
社員に提供すれば、事業計画策定合宿にできる。
ここに他のサービスも組み合わせていけば商品は、
無限に設計できる、と中尾さん。
キャッシュフローコーチが活躍する場面は、無限大ということすね。
最後に、中尾さんからキャッシュフローコーチへ、
JVの呼びかけがありました。
売上アップに悩んでいるクライアントがいれば是非、
中尾さんに相談してみてはいかがでしょう。
最後は、東京1期の清家巧貴さんです。
始めに、現在のビジネスの全体像について説明がありました。
代行業務からコンサルティングまで、
顧問先のステージに合わせてサービスを提供されています。
顧問先の欲求レベルを、
一つずつ満たしていかないと、
その上のステージに行けない。
そこに関わっていく姿勢にも
清家さんの覚悟が表れています。
また税理士として数字を大切にしている。
・会社の歴史を語れるように、
最低でも10年分の決算書を分析する。
・実態のバランスシートを作り、
後継者にも承継する覚悟を共有する。
・常に客観的数字をもとに、
現場を見て回ることで本気度が伝わり、
社長との関係性、信頼が築かれていく。
その覚悟を示すことは、簡単にできることではありません。
清家さんは、地元の中小企業を元気にしたいという強い思い、
企業を永続させたいという明確な目的を持って、
様々な学びを取り入れています。
そして、今後のビジョンとして、
幼児教育から後継者育成、自社ビル、会長サロン創設、漁業関連事業など
ユニークな構想が拡がります。
「キャッシュフローコーチが
どれだけ数字に覚悟を持っているかで経営者の覚悟も決まる」
清家さんの熱い覚悟を持ったお話を、是非また聴きたいと思います。
本編最後は、
11.25MVPコンテスト登壇順の抽選です。
過去三回ともチャンピオンは、最後の6番目!
引き当てたのは、京都6期の福永さん。
登壇順は次のとおりです。
1.いのくち ゆうすけさん(東京4期)
2.坂本 純一さん(大阪5期)
3.宍戸 友紀さん(東京3期)
4.熊澤 斉さん(東京1期)
5.あべき 光司さん(大阪3期)
6.福永 佑亮さん(京都2期)
この後、会場を移し、延長戦でも6名の舌戦が繰り拡げられました!
本番に向けて、更に盛り上がっていくのは間違いないですね!
以上、大阪強化研修会のレポートでした。
<文責> 東京5期 橋本 秀明
<写真協力> 協会活動レポートプロジェクトの皆さん
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