上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
トップダウンにはしたくないが口は出したい時の工夫とは?
2026.11.07 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方前置きトーク着眼点
会議で社員の自律的な発案は欲しいが、
最終結論はトップが判断したい。そんなときに有効な
前置きトークを、歯科医院の事例で紹介します。
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院長としては、スタッフに自律的に考えてもらい、
積極的に業務を任せたい気持ちはある。
その一方で、業務の重要度によっては最終的な判断は
院長が決めた方が良いこともあるのも実際のところ。
そんな時、どこまでスタッフの意見を汲み取り、
経営判断に反映させるのかは悩ましいところです。
一般的に、院長が会議で1番多くしゃべり、
仮にスタッフに発言させたとしても最後は院長の鶴の一声で
それまでの話が全てひっくり返ってしまうケースはよく見受けられます。
それを放置すると
「はじめから院長の中で結論が決まっていたんでしょ。
だったら私たちスタッフは何を言っても無駄でしょ?」
と言う感じになり、スタッフは発言する気がなくなる、
と言う悪循環が起こります。
その道の先には、自分で考えることを放棄し、
臨機応変に動けないスタッフを量産することになり、
笑顔で楽しく働ける職場からは遠ざかってしまいます。
そして結果として、スタッフが長く定着しなかったり、
新しいスタッフが入りにくい職場になってしまう。
しかし院長の本当の望みは、楽しく働けて
長期間にわたりスタッフが定着する組織です。
このような時、院長はどのようなスタンスで
スタッフと関わればよいのでしょうか?
そこで1つ工夫できることを紹介します。
次の一言を、会議の前に「前置きトーク」として伝えるのです。
「この議題については、医院の方向性を左右する
重大な決断になるので、最終的には院長判断で決めたいと思います。
ただその判断をするプロセスでは、現場をよくわかっている
スタッフのみなさんの着眼点と発想が大切です。
その人の立場だからこそ見える景色があって、
院長の私には見えていないことも多々あると思うので、
それを聞かせてほしいです。
その判断材料をすべてまな板の上に並べた上で、
総合的に考えて結論を導き出すことで、
後悔しない決断ができると信じています。
そういうわけで、最終責任は院長の私が負うべきなので、
この議題、最終決定は私に預からせてほしいと思います。良いかな?」
これを先に伝えておけば、初めから院長の答えが決まっている
わけではなく、院長がもし見落としている盲点があれば
それを現場のスタッフの着眼点によって貢献できることになります。
それであれば、スタッフも会議で発言をする意義と達成感が
持てるのではないでしょうか。











































