たった1年で売上が2倍になり経営危機から脱却した飲食店の売上アップ戦略
2019.08.12 執筆者:熊澤 斉キャッシュフローコーチキャッシュフロー経営ドンブリ経営売上アップ資金繰り
こんにちは。
キャッシュフローコーチの熊澤斉です。
今回私がご紹介する
コンサルティング事例は
「お金をかけずに」
「簡単に」
「今すぐできること」
を実践し、
経営危機からわずか1年で
売上が前年の2倍となった
飲食店の事例です。
飲食店の売上アップに困っている
経営者様がいらっしゃいましたら、
今回の記事でお伝えする
すぐに売上アップできる方法をお試しください。
Contents
お客様のニーズを把握し、売上を客数と客単価に分けて戦略を考える
まずは、お客様が本当に買いたい商品は何か?
を知るために、アンケートを実施しました。
実は、自社が「売りたい商品」と実際に「売れる商品」
は異なることがよくあります。
例えば、今回の飲食店では、
社長が自信を持っていたメニューで栄養たっぷりの健康サラダと
自家製ドレッシングのセットがありました。
「きっと売れているに違いない!人気があるに違いない!」
と思っていたところ、実際のアンケートでは、
客層が健康志向にあまり興味がない若い方が多いので、
期待したほどサラダセットの人気はありませんでした。
つまり、
「売れる商品」を作るためには、
「お客様が買いたい商品」をアンケートで把握し、
常にお客様の目線、お客様のニーズにそって考えることが重要なのです。
次に、このアンケートで得られたお客様のニーズをもとに、
漠然と売上アップのために何をすれば良いのか?
と、考えるのではなく売上を「客数」と「客単価」に分解して
社長と売上アップ計画を立てていきました。
売上アップ計画は、
「お金をかけずに」
「簡単に」
「今すぐできること」
を、私が着眼点や事例もお伝えしながら
社長と一緒にアイディア出しをおこない
それを実施していきました。
経営危機からわずか1年で、売上が前年の2倍となった方法とは?
それでは、売上アップのために実践した
いくつかの具体例をご紹介します。
(1)客数アップのために実践したこと
①No.1メニューを打ち出し、
客足を止める屋外看板
これまでは手書きの文字とイラストで書いた
屋外の黒板広告でした。
手書きで可愛らしいく
店の雰囲気によく合った
黒板広告だったのですが
見た目のインパクト少なく
訴求力が弱い印象でした。
そこで、
お店のNo.1メニューの写真を
前面に打ち出した
消費者の目に飛び込んでくるような
インパクトがあり
かつ、シンプルな垂れ幕広告に変更して
お店の前を通る消費者に訴求しました。
②費用対効果が高いインスタ広告を利用
これまでは月額数万円かかる広告媒体に
数社広告費をかけていましたが
これを解約したり
月額の広告費を抑えたりしました。
その代わりに、
比較的広告費の安い
インスタ広告を利用することにし
インスタ映えするようなメニューも開発して
これを動画や写真でアップしました。
動画再生回数8万回を超えた商品もありました。
(2)客単価アップのために実践したこと
①情報量を抑えシンプルなメニューで
注文数アップ!
これまでは、
商品の価値をお客様に伝えたいがために
情報量の多いメニューブックになってしまい
結果、お客様にとっては
わかりづらいものになっていました。
そこで、情報量を抑えてシンプルにして
お客様がサイドメニューにも目がいきやすい
わかりやすいメニューブックに変更しました。
②流行りの商品をメニューに加える
今流行りの商品
具体的にはこの時は
「タピオカドリンク」を
サイドメニューに加え
客単価アップを狙いました。
以上が売上アップのために実践した
具体例のほんの一部です。
この他にも、
「お金をかけずに」
「簡単に」
「今すぐできること」
を、さまざま実践し
全国放送のTV取材3件
ラジオの生中継1件
また、インフルエンサーと呼ばれる方が来店し
SNSでも大きく拡散されました。
その結果、
客数が前年の1.8倍になり
客単価が前年の1.1倍になり
売上が前年の2倍を達成することができ
経営危機から脱却できました。
売上アップに悩んでいる
飲食店の経営者のみなさん
アンケートでお客様の本当のニーズを把握したうえで、
「お金をかけずに」
「簡単に」
「今すぐできること」
について
自社でどんなことができるか?
売上を「客数」と「客単価」に分けて
売上アップ戦略を考えてみませんか?
地上戦(看板広告など)と
空中戦(SNS戦略)の両方を
駆使してみませんか?
是非、今日から実践してみてくださいね。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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