コンサルタント&士業が適正報酬で長期関与が続く オンライン版 コンサルタントの教科書コンサルタント&士業が適正報酬で長期関与が続く オンライン版 コンサルタントの教科書

上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

そのミスは、本当にその人のミスなのか?

52

2026.09.07 執筆者:和仁 達也

 

スタッフのミスに対してどのように指導するか、
は上司が悩むポイントの1つです。

特に医療現場では1つのミスが患者さんに大きな被害を与えるリスクもあります。
また医療機器を壊した場合にも、その費用は大きなものとなりがちです。

とは言え、感情に任せて怒った結果、スタッフが過剰に傷つき、
モチベーションを下げ過ぎてしまっても仕事に支障が出てしまいます。

このような時、上司として、どのようなことに気をつけて
スタッフと関わればよいでしょうか?

その点で教訓となる、ある歯科医院の事例をご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

歯科では、診療時に患者さんの開けた口の中に誤って
モノを落とすミスが起こり得ます。

そこでその医院では、その時には患者さんの頭を少し横に
傾けてからその処置をするよう指導しているとのこと。

それによって万が一、手が滑って患者さんの口の中にモノを落としても、
誤って飲み込まずに済むからです。

この指導をしている医院と、していない医院では、事故の起こる確率は異なります。

つまりミスには2種類あります。

人が原因で起こすヒューマンエラーと、
医院のシステム不良で起こるシステムエラーです。

今のケースで言えば、そのようなリスクがある場合に、
患者さんの頭を少し傾ける指導が徹底されていれば
事故のリスクは最小化し、その指導がなくスタッフ任せにしていたら
リスクが高まると言えるでしょう。

その視点に立った時、現場で起きているスタッフの様々なミスは、
ヒューマンエラーなのかシステムエラーなのか、
と言う目線でチェックすると、気づくことがあるかもしれません。

そして、もしミスが起きたときには、

「この経験から、システムエラーを突き止めて
次から改善できることは何か?」

を吸い上げることができたなら、その1回のミスが
長期的には医院の進化につながると言えます。

そして、そのことをスタッフに伝えることで、少しは
スタッフの落ち込む気持ちが和らぐかもしれません。

再発防止、経験を次に活かす発想として、ミスには2種類ある、というお話しでした。

 

 

この記事の内容が役に立ったと思ったらSNSで共有してくださいね!
52
  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

新着記事を毎週メールでお届け!

中小企業の社長が抱える、
お金やコミュニケーションの
“お困りごと”を解決する知恵
をお届けします。
有料記事も無料で公開。