世間が求める税理士像から脱却して、本来の自分を取り戻した話
2021.07.25 執筆者:和仁 達也キャッシュフローコーチ日本キャッシュフローコーチ協会独立税理士養成塾
将来の職業を選ぶ際に、
「中小企業の社長に頼りにされたい」
「経営数字で社長の本業の役に立つ
相談相手になりたい」
と志を持ち、それができる仕事と思って
税理士になったものの、
いざ、仕事を始めてみたら、
未来の話より過去の数字の後追いで、
社長と話す機会はほとんどなく、
「自分が思っていたのと違う!」
と葛藤している人は少なくないようです。
彼らが口々に言うのは、
「書類作成だけではなく、
社長と会話ができるようになりたい」
「経営数字に関わる専門家として、
経営判断や利益アップに関わる話も
できるようになりたい」
「ただ、我流では不安なので、
ちゃんとした型を学びたい」
ということで、そんな方たちが
「キャッシュフローコーチ養成塾」にも、
多く受講され、目立つようになりました。
そこで、彼らに「なぜ参加したのか?」そして
「実際に参加してみてどんな良いことがあったのか?」
を率直に聞いてみることにしました。
あなたのコンサルティング活動のヒントになれば
幸いです。
世間が求める税理士像から脱却して、本来の自分を取り戻した話
税理士事務所を経営されている
キャッシュフローコーチの小池織嗣さん。
起業して7年目でモヤモヤしていた当時、
節税や税務調査を中心として活動していたが
「自分が本当にやりたかったことは、これなのか?」
という疑問を抱えながら仕事をしていました。
特に税務調査を事業の中心にしたからか、
あまり良くない客層の顧問先が多かったため
日々イライラしていました。
「お客さんに喜んでもらいたい。
でもそれって税金を安くすることなのか!?」
との疑問が常にあったとのこと。
それを推し進めても顧問先の手元にはお金は残らず、
「自分は本当に顧問先のためになっているのか」
が疑問だったようです。
そんな中、
和仁の脱★ドンブリ経営実践セミナーを受講し、
自分がやりたかったことがこのメソッドなら
形になることを直感しました。
それ以降
「社長が本当にやりたいことは何なのか?」
の問いを投げかけながらコンサル活動を開始。
養成塾受講中から月額15万円以上の
クライアントを獲得し、
今では数社に対して月額15万円から25万円の
コンサルティングを行っているとの事。
小池さん自身だけではなく
職員さんもキャッシュフローコーチ・メソッドの
「お金のブロックパズル」
「キャッシュフロー計画表」
を使ってクライアント先に説明するなど、
事務所全体でキャッシュフローコーチ・メソッドを
フル活用しているそうです。
さらに顧問先の決算報告会には
あえて銀行の支店長にも立ち会ってもらい、
顧問先の信頼と理解を深めてもらう
手助けをしているようです。
その副次効果として銀行の信頼を獲得し、
企業の紹介も得られるようになったとのこと。
まさに「三方よし」の影響力の発揮だと思います。
小池さんに、
「キャッシュフローコーチになって
何が1番変わりましたか?」
と尋ねてみました。
「一言で言うと、
本来の自分に戻れた気がします。
養成塾の中の”セルフイメージの再構築5ステップ”
のワークを通して、
かつての自分は”税理士とはこうあるべき”
と言うイメージに自分の方を当てはめて
無理をしていたような気がします。
なので、今の自分が本来の自分らしい姿であり、
行動面も変わりました。
例えばうちの事務所の職員とは
かつては1度も面談等しなかったのが、
今ではビジョンやその方法を共有することは
当たり前になり、表情も随分柔らかくなったようです。
また顧問先の社員とも関わることが
当たり前になり、あり方もやり方も
ガラッと変わったと思います」
小池さんの話を聞いて感じたことは、彼のように
”世の中が求める税理士像”に自分を
当てはめようとして違和感を感じている人は
もしかしたら他にもいるのかもしれない
ということです。
そんな時は、その既成概念を外して、
「本当に自分がやりたかったことって、何なのか?」
を立ち止まって考えてみると良いかも知れませんね。
小池さんのさらなる変容進化が楽しみです。
そして、わたしは彼のように
・経営数字の専門家としての強みを生かして、
・社長の社外パートナーとして、
クライアントのビジョン実現に貢献したい!
との思いをお持ちの税理士や職員の方なら、
このCFコーチ養成塾がお役に立てることを
実感しました。
そんな方には、塾への参加を検討してもらえたら
良いなと思っています。