運営コミュニティが全員参加運営となる秘訣は?
2018.08.22 執筆者:和仁 達也あり方・ビジョナリープラン安心安全ポジティブな場づくり日本キャッシュフローコーチ協会養成塾
最近では、オンラインサロンの人気もあり、コミュニティの運営者が増えています。
しかし、いざ、コミュニティを運営してみたところ、会員はそれなり集まったが、アクションを起こしてくれる会員が少ない。
運営者の一方通行になっている気がして次第に運営自体がフェードアウトしてしまう。
参加者がもっと活動的になってもらうにはどうしたらいいのいだろうか?
コミュニティ運営者の皆さんはこのようなお困りごとを抱えているのではないでしょうか?
そこで今日は、「コミュニティが全員参加運営となり、主催者が楽しく円滑に運営できる秘訣」についてお伝えしたいと思います。
わたしが2015年に40数人で立ち上げた日本キャッシュフローコーチ協会は、昨年末で丸3年が経ち、4年目となる2018年の1月には350人超となりました。2023年現在は、700人を超えました。
ちなみに、この協会にはキャッシュフローコーチ養成塾の修了者だけが参画できます。
このコミュニティの最大の特長を一つ挙げるなら、「安心安全ポジティブな場づくりを、優先順位の一番上に置いていること」でしょう。
だからこそ、勢いがありつつも、温かくて、ホッとできる独特の雰囲気が良さだと思います。
これまでメンバーが倍々ペースで増えていく中で、わたしもメンバーも気がかりだったことの一つは、「人数の増加に伴い、この安心安全ポジティブな場が崩れていくのではないか?」という点です。
ところが、今のところ、その場が崩れるどころか、その勢いは加速している感があります。
具体的には、・全国47都道府県の中で3箇所を除くすべてのエリアにCFコーチが活躍する状況となり、・協会メンバー全体で集まる年4回の強化研修会の他に、地元で学びを深める地域勉強会は全国10数箇所で定期開催されています。
・さらに、コンサル力または営業力のアップを狙う各種プロジェクトはメンバーの自立性と主体性で運営され、・「飛躍の秘訣は、アウトプットが先・インプットが後」の合言葉のもと、年末には最大のイベント「MVPコンテスト」をプロレスの聖地、後楽園ホールで自主開催し、「20年続ける!」ことを昨年末の打ち上げでみんなで決めました。
そして、CFコーチを育てる養成塾そのものも、和仁による東京&大阪会場の他に、全国8カ所で認定ファシリテーターによる熱いサポートで開催され、年間100人以上の仲間が生まれています。
しかも、ありがたいことに、その多くはCFコーチの仲間たちがその周りのコンサルタントや士業の人たちに声がけしたり、誘ってくれているのです。
こんな様子を見て、よく聞かれるのとは、「なぜ、キャッシュフローコーチはあんなに活性化しているんですか?」「コンサルタントや士業って、元々、群れることが苦手な人たちのはずなのに、なぜあんなに積極的に協会活動に関わっているんですか?」という質問です。
もちろん、その答えは1つだけなわけがなく、いくつもあるんです。
ただ、とりわけわたしがメンバーの自立性と主体性の発揮を引き出すために意識していることを、1つだけシェアします。
それは、【お願いではなく、お誘いする】ってことです。
例えば、各種プロジェクトのリーダーを募集するにしても、「お願いします。やってください」じゃなくて、「こんな役割を募集するんだけど、やってみない?」というスタンスで声掛けします。
そんなことを言うと、「いや、それだと、みんな人任せになって、誰も手を挙げてくれないのでは?」と思うかも知れませんね。
たしかに、その役をやることが負担でしかなければ、その通りでしょう。
お誘いでは、強制力がありませんからね。
しかし、その役を担うことが負担であっても、自ら手を挙げてくれる状況は、創り出せるんです。
お誘いに乗ってもらえる秘訣、それは、【誘う側より誘われる側のメリットの方が格段に大きい状況をつくる】ことです。
わたしの場合、「その人がその役を担うことで、コンサル力がアップしたり営業効果が生まれるなどの本業の発展に直結するシナリオ」を考え抜きます。
話が長くなったので、今日はこのくらいで、詳しくは、またの機会に。
なお、日本キャッシュフローコーチ協会も、今の時点では、まだ【全員参加運営】とは言えないと思います。
積極的に関わっている人の割合は高い方のコミュニティだとは思いますが、まだ関わりが薄い人もいます。
だからこそ、このコミュニティが数を増やしながらも、質も高まっていく姿を、わたしは見てみたい。
【全員参加運営】の実現に向けて、引き続き、わたしたちは尽力していきます。
・・・って、なんだか、決意表明みたいになっちゃいましたが、(^^;;
ぜひ注目していてもらえたらうれしいです。
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