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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

伝え方上手になるためには、これから話す内容を一言で表現すること

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2018.08.24 執筆者:和仁 達也

今から話そうという内容を、一言で言えますか?

人に何かを伝えるときに、うまく伝えられなかったこと、途中で脱線して話の脈絡がつながらなくなったこと、ありませんか?

たとえば、先輩が後輩に指導するとき、後輩が先輩に相談をするとき、あるいはミーティングの席で発言するとき。

当然、相手に何かを伝えようと思ってしゃべり始めるわけですが、長々としゃべっているうちに、しゃべっている本人が「あれ、結局私は何を言いたかったのかな?」と思考が行方不明になることがあります。

すると、周りで聴いている人たちは、訳がわからずポカ~ンとした表情になり、それを見てますますあせってしまったり。

私は人から相談を受けるときに、話が長すぎて「要するに何を相談したいのか?」が見えてこないことがよくあります。そんなときに1つお願いをしています。そのお願いをすると、本人も頭が整理され、相談相手にもその意図がきちんと伝わるマジッククエスチョンです。それは、

「あなたが言いたいことを一言で言うと、どういうことでしょうか?」

です。この質問をすることで、相手が自分で考えを整理してくれるので、受け取るほうがラクになります。もちろん相手の機嫌を損ねないよう、「ちょっと、ごめんね。1つ確認させてもらっていい?」などと前置きをしたり、相手に合わせた言い方の配慮は必要です。

そして、この方法は、あなたが人に何かを伝えたいときに自らに投げかけることもできるのです。

なかなか話が伝えられない、伝わらない人は、最初に必要だと思った話から、「あれも、これも」と必要に感じ、何を一番伝えたかったのかがわからなくなってしまうのではないかと思います。
その解決策こそが、「私が今から話そうという内容を、一言で言うとどういうことだろうか?」です。

すると、たとえばそれは、「患者さんからのクレームがあって、それが医院の改善につながりそうな話なので、皆に報告したい」ということかも知れません。その伝えたいメッセージの「タイトル」がはっきりするので、一貫したブレない話し方ができるようになります。

スマートなわかりやすい説明をしたい人、上手にプレゼンテーションしたい人は、直前に1分間だけそのことを考えてみると、不安感がとれ、自信が持てますよ。一度、試してみてくださいね。

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▶︎話が通じない人には、言葉ではなくビジュアルで伝えてみる

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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