税理士事務所の職員が外に刺激を見出しキャリアを構築する事例
2023.01.27 執筆者:和仁 達也キャッシュフローコーチ日本キャッシュフローコーチ協会養成塾
独立系コンサルタントを目指しつつも、
「資格がない自分でも、やれるのかな?」
との不安が先にきて、一歩踏み出せずに
いる人は少なくないようです。
しかし実際には、
わたし、和仁も含めて
税理士や社労士などの資格を持たずに
コンサルタントとして活動することは
十分に可能です。
むしろ、
内容や報酬額の相場観などが
資格にしばられない点は
有利ですらあります。
ただ、家族など守る存在がある人に
とっては、その一歩を踏み出すには
”あと押し”が必要かも知れません。
その”あと押し”のひとつは、
「資格なしで活躍している人の存在」
を知ることです。
そこで今日は、実際に資格に頼らず
コンサル活動をしている人の
事例ストーリーをお届けします。
あなたの一歩踏み出す勇気になれば
うれしいです。
税理士事務所の職員が外に刺激を見出しキャリアを構築する事例
税理士事務所に職員として勤める
首藤昌宏さん。
所長が開催した事務所内研修会で
和仁のDVDセミナーを視聴したことが
きっかけで2017年に和仁のセミナーに参加。
その後資金を貯めて、2020年に
キャッシュフローコーチ養成塾に入塾しました。
当時、事務所内でMAS監査
(会計を使ったアドバイス業)を行っており、
その時のスタンスは
”先生型”で”過去”の話を中心に
「知っていることを話す」
スタイルでした。
一方で首藤さんは
”未来”の話がしたいと常々感じており、
キャッシュフローコーチ・メソッドで
思考整理術を身に付け、
「クライアントから話を聞ける」
ようになりました。
今では会計顧問先の中に、
キャッシュフローコーチとして
数ヶ月に1度関与するクライアントが
2社と、毎月関与するクライアントが
1社いるとのこと。
「会計税務担当としても訪問し、
コンサルとしても訪問するのって
やりにくくないですか?」
と尋ねると首藤さんはこう答えました。
「訪問日はコンサルと会計で
別日にしています。
そして会計関与のときには”先生型”で
アドバイスする姿勢で関わり、
コンサルの時は”パートナー型”で
聞くことに徹するようにしています」
きちんと両者の位置づけを説明し、
また訪問日を変えることによって、
同一人物が2つの役割を担うことが
できているようです。
養成塾終了後は
日本キャッシュフローコーチ協会に加入し、
税理士以外にも社労士や
ファイナンシャルプランナー、弁護士
その他様々な専門家と日々関わることで
刺激を楽しんでいるとのこと。
「変化がない毎日はつまらないと
思っています。
協会では、社労士や中小企業診断士、
ファイナンシャルプランナーなど
様々な資格の方がいるとともに、
話題もバラエティーに富んでいて
銀行とのジョイントや商工会議所への
アプローチ、歯科業界との関わりなど
幅が広いので、多様性があって
視野が広がるのが嬉しいです。
事務所内だけだと、同じお客様に
同じ会話をしがちなので、
視座を高めてくれる協会の存在は
ありがたいと思っています」
首藤さんに今後の目標を聞いてみました。
「今はコンサルと会計の割合が
私の担当では1対9なのですが、
これを5年後までに5対5にしたい
と考えています。
具体的にはコンサルのクライアントを
10〜15社、そのうち毎月関与する先が
10社あるような状態を目指します。
このような目標も、協会の仲間たち
との会話で刺激を受けて決める
ことができました」
1つの会社だけに勤めていると
見えない景色が、
外のコミュニティに所属することで
味わうことができる。
そこに参画する人が
様々な分野の専門家で、
かつ、
扱うテーマにも多様性があれば、
得られる刺激や学びも多くなります。
会社勤めの人こそ、
もう一つの所属の場として
外部のコミュニティーを探すことも
重要なのだと感じました。
今後の首藤さんの活躍に注目しています。
そしてわたしは首藤さんの話を聞いて、
彼のように
・資格の有無にとらわれずに
・社長の社外パートナーとして、
クライアントのビジョン実現に
貢献したい!
との強い思いをお持ちの方なら、
このCFコーチ養成塾がお役に立てる
ことを実感しました。
そんな方には、塾への参加を
検討してもらえたら良いなと思っています。
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■ファシリテーター講座
(和仁の講義動画を使ってファシリテーターが解説)