コンサルタント&士業が適正報酬で長期関与が続く オンライン版 コンサルタントの教科書コンサルタント&士業が適正報酬で長期関与が続く オンライン版 コンサルタントの教科書

日本CFコーチ協会★ビジョンへの道

自分の強みがすぐに売れない時のチャンスの見つけ方

59

2025.02.27 執筆者:和仁 達也

 

研修講師として活躍しながら
コンサルに参入する人の事例を紹介します。

 

「企業研修は、単発の関わりなので、
その後のフォローができず、
貢献できる範囲に限界がある」

「できたら、毎月の継続的な関与で
クライアントの成果に伴走支援したい」

研修講師から、そんな声を聞くことが
よくあります。

 

その結果として、コンサルティングに
参入したいと考えるのですが、

「自分がコンサルをやれるのだろうか?」

との不安から、一歩を踏み出せずに
いる人も少なくありません。

それはスキルの問題ではなく、
”セルフイメージの制約”の問題です。

 

そこで、その葛藤を経験して克服した
キャッシュフローコーチの
事例ストーリーを紹介します。

あなたのコンサルティング活動のヒントになれば
幸いです。

 

自分の強みがすぐに売れない時のチャンスの見つけ方

通販ビジネスで既存客のリピートファン作りや
マーケティングリサーチに携わってきた
近藤敏弘さん。

 

両親ともに自営業で特にお父様が事業で
大変な思いをした経験や、

近藤さん自身も知人にベンチャー企業に誘われ
3年で清算した経験から、

「中小企業を長く続けるのは難しい」
ことを実感していました。

「だからこそ中小企業を元気にしたい。
そのためにはリピート顧客がビジネスを
長く続ける秘訣である」

と考え、前職での既存客のリピートの
ノウハウを武器にビジネスをしていく
ことを目指します。

 

ただ、中小企業の社長にとって
「リピート」と言うキーワードは、
お困りごとの優先順位が低く、

それを前面に出しても仕事になりにくい
ことに直面します。

 

そこで中小企業の社長のお困りごとの
上流から入るために、
お金や財務の知識が必要と考え、

2018年にキャッシュフローコーチ養成塾に
入塾されました。

 

そして2年後の2020年にコンサルタントとして独立。

 

前職の会社と業務委託契約を結んでいた
ことが幸いし、一定の収入は得られるものの、
コンサルの柱を確立する点では
しばらく苦労が続いたそうです。

 

「やはりリピートと言うキーワードは、
お困りごとの優先順位が低い。

このニーズまで入っていくのは時間がかかる」

と腹をくくったそうです。

 

自分の強みや、やりたいことは明確なのに、
それが見込み客に受け入れられない時に
どう考え動くか?

これはとても重要なポイントになります。

 

その点について近藤さんに聞いてみました。

 

「キャッシュフローコーチ・メソッドを学んで、
コンサルで関与することができなくても、
人材育成はできるだろうと考えました。

そこで2021年から講師業として仕事を
 作ることを決断しました。

商工会議所での研修を始め、
企業研修も受けるようになり、その中で
『管理職が数字を読めない』ことによる
 課題やその育成ニーズがあることを知りました。

さらに、企業研修の講師の中に
 数字を扱う講師がおらず、ガラ空きの
 マーケットであることも知りました。

と言うのは、研修講師に多いのは、
人や組織の活性化などの分野が中心だからです。

 

また、これはたまたまですが、
研修派遣会社の担当者に
『お金のブロックパズル』の話をしたところ、
これが大いに刺さり、どんどん紹介を
いただけるようになりました。

 

特に社員の利益への感度アップと
財務3表の説明を求められたのですが、

それでも全てお金のブロックパズルで
説明するとわかりやすく伝わっていきました。

 

そうやってお金のブロックパズルや
財務から研修をして信頼を得ていくうちに、
マーケティングやデータ分析の教育を
期待されるようにもなりました。

ここはもともと私の専門分野なので
喜んでやらせてもらいました。

 

よく和仁先生が『お金のブロックパズルは言語だ』
と言われますが、まさにその通りで、

お金のブロックパズルを管理職や社員が
理解することによって、会社が求めてくる
ことをきちんと理解し、生産性を上げる
仕事ができるのです。

 

お金や数字の意味をきちんと理解する
ことが社員の自立につながり、
会社の発展につながる。

そこに研修講師として貢献するという
市場を見つけることができました」

 

近藤さんの話を聞きながら、
本来の自分の強みであるリピート作り
という武器を大切にしながらも、

それにこだわりすぎず、柔軟に
アプローチの先を探し続けたところに、
近藤さんの成功要因があるように感じます。

 

近藤さんに今後の展望を聞いてみました。

 

「キャッシュフローコーチ・メソッドは
お金のブロックパズルだけではなく、
ビジョナリーコーチングによる
思考整理もありますので、

これを前面にした研修もさらに
展開していきたいです。

そして中小企業が長く続くための
伴走支援型のコンサルティングも、
3年以内に複数社行えるよう取り組んでいきます」

 

もともとキャッシュフローコーチ・メソッドは
わたし、和仁がコンサルや企業研修、
そして公開型のセミナーなどの実践を
通して体系化したものなので、

コンサルだけではなく、企業研修においても
効果が出るのは、言われてみれば
自然なことだと思います。

 

しかし、そのことをきちんと伝えて
いかなければその応用範囲に気づけない人も
少なくないわけで、

近藤さんの話によってわたし自身
もっとキャッシュフローコーチ・メソッドの
価値の届け方について発信していく
必要性に気づかされました。

 

変容進化を続ける、
近藤さんの今後の活躍を期待しています。

 

そしてわたしは、近藤さんの話を聞いて、
彼のように

・研修講師としての経験とスキル活かして、
クライアントを継続的にコンサル支援したい!

との思いをお持ちの方なら、

このCFコーチ養成塾がお役に立てることを
実感しました。

 

そんな方には、
塾への参加を検討してもらえたら
いいなと思っています。

 

キャッシュフローコーチ養成塾の
内容や日程、金額などの詳細はこちらです。

 

■ライブ講座(和仁が直接講義します)

■ファシリテーター講座
(和仁の講義動画を使ってファシリテーターが解説)

 

 

この記事の内容が役に立ったと思ったらSNSで共有してくださいね!
59
  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

和仁達也がメールセミナーで直接指導!

顧客リストなし独立1年目
コンサルタントでも
理想のクライアントと出会える!
全5回のメールセミナー(無料)でお伝えします。
詳しくはこちら >