コンサルタントがジョイントベンチャーで歯科業界の経営支援に関わる方法
2018.09.24 執筆者:和仁 達也ジョイントベンチャー日本キャッシュフローコーチ協会歯科医院
コンサルタントが、ある特定の業界に参入しようと思ったら、ふつうはどうするでしょうか?
・本を出版したり、セミナーを複数回開催して知名度を上げる
・1件1件、地道に開拓していく
・たまたま知人の紹介でご縁が出来て、参入のきっかけを得る
など様々ですが、いずれも相当な時間がかかりますね。
そして、いつになったら成果が出るのかがわからず、途中であきらめてしまうケースも多いのではないでしょうか。
「できれば、もっと確実に成果が積み上がっていくアプローチはないだろうか?」
そんな時に有効なのが、「ジョイントベンチャー」というアプローチです。
ジョイントベンチャーとは、顧客を抱えるマーケットホルダーと、専門性のあるノウハウを持つコンテンツホルダーが組むことで、相乗効果を発揮して、顧客の成果に貢献する「戦略的提携」のことです。
ということで今回は、(株)プラネットとのジョイントベンチャーの報告です。
我々、日本キャッシュフローコーチ協会は、全国5,400件の歯科医院ユーザーをサポートする、(株)プラネットとのジョイントベンチャー「デンタルCFプロジェクト」を、鈴木二郎さんがリーダーを務めて3年前から行っています。
これはひと言で言うと、プラネットのユーザーである歯科医院のみなさまが、お金や人の不安から解放されて、理想の医療に専念できるよう、我々キャッシュフローコーチが様々な手段で支援する、というものです。
支援の仕方は具体的には、
・4時間で6人限定の少数密着型の「CFワークショップ」
・過去3カ年の決算書から医院の収支構造を見える化して、
次の打ち手を正しく見極める「キャッシュフロー・スタートアップレポート」
・6カ月に渡って医院のマネジメントを学ぶ、6人限定の少数密着型の
連続講座「ビジョナリーデンタル・キャッシュフロークラブ(VDCC)」
・プラチナ会員のドクター向けに、電話で20~30分の個別相談ができる、
「CFコーチ相談サービス」
などを、このプロジェクトに参画する100人以上の全国のキャッシュフローコーチが、自立性と主体性を発揮して毎月のzoomミーティングやfacebookグループでの交流を通して取り組んでいます。
そして、これらのサービスの結果として、院長から望まれれば、個別コンサルティング契約に至ることもあります。
これって、コンサルタントにとってみれば、まさに理想的な環境と言えるのではないでしょうか。
繰り返しますが、ふつうなら冒頭に挙げたような、かなりの時間がかかるか、あるいは全くはじめの一歩が見いだせずに着手すらできないで終わることが多いのですからね。
このような関わりができるのは、プラネットのみなさんがユーザーである歯科医院の本業の発展を支援したいと真剣に考え、社員が一丸となって取り組む、熱い志があるからこそ、です。
そして、ジョイントベンチャーが継続的に上手くいくためには、マーケットホルダーとコンテンツホルダーの双方が、同じ価値観を共有し、かつ顧客の成果にフォーカスする姿勢を持ち続けることが必要条件です。
その意味では、プラネットと日本CFコーチ協会は、昨日今日知り合ったような付け焼刃の関係ではなく、長年の関わりの積み重ねの上にできている点が特徴でしょう。
元々、プラネットはわたしの20年来のクライアントでもあるのですが、その社長の小池和人さんとは時には、共に堀貞一郎先生に学んだ仲間でもあり、時には、わたしが主催する飲み会に毎回参加してくれる友人でもあり、また、今回のように一緒に歯科業界の発展のために協力し合う同志でもあります。
そんな大切な存在が、わたしだけでなく、同じく大切な協会メンバーとも関わりを持ってもらい、ジョイントベンチャーとして相乗効果を発揮するための試行錯誤ができているのは、本当にうれしく、ありがたいことです。
これからもわたしたちは、ますますこのプロジェクトを豊かで魅力的なものにしていきます!
そんなデンタルCFプロジェクトのメンバーが年に一度、岐阜県多治見市のプラネット本社に集結する、決起集会を、2018年6月28日に行いました。
そのときの様子について、写真つきで畑中外茂栄さんが実況してくれたレポートはこちらです。