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パートナー型コンサルタントの あり方・やり方

税理士が税務顧問料とは別にコンサル報酬を得るには?

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2025.07.04 執筆者:和仁 達也

 

顧問先に税務だけでなくコンサルでも
関与したい税理士からよく受ける質問に、

税務顧問料とは別に、
 コンサル報酬を得て、2階建てで貢献する
にはどうすれば良いですか?」

があります。

 

つまり、

税務顧問で月額5万円を受け取っている税理士が、

プラス2時間関与して、コンサル報酬を別途
5万円から10万円円受け取りたいのですが、

「税務顧問料にコミコミにされてしまう」

ことを懸念しているようです。

 

確かに同じ人物がやっていることなので、
そのような不安はよくわかります。

実際、無料奉仕でコンサルをしている税理士も
少なくないようで、それだと長くは続きませんね。

 

キャッシュフローコーチにも税理士は多く、
彼らは税務顧問とキャッシュフローコーチ
サービスを別サービスとして明示して行うことで、
きちんと両方の報酬を受け取っています。

 

そのコツをいくつかご紹介しましょう。

 

税務顧問料とは別にコンサル報酬を得て、
2階建てで貢献する3つのコツ

 

1つ目は、基本中の基本で、
「メニュー表の作成」です。

 

どこからどこまでが税務関与で、
どこからどこまでがキャッシュフロー
コーチ・サービスなのかを
目で見てわかるようにすることで、

安易な値下げ要求や全て税務顧問の中に
コミコミにされることを防ぐことができます。

 

そもそもメニュー表がなければ、
税理士自身もどこまで対応して良いのか
線引きが難しいのではないでしょうか。

 

2つ目に

「コンサルタント用の別会社」

を作る人もいます。

 

つまり、税務関与は会計事務所で受け、
コンサル関与はコンサル会社で受け、
請求書もそれぞれから発行します。

それによって自分も相手も
そのサービスが税務関与なのか、
コンサル関与なのか、を
意識しやすくなります。

 

また営業においても、そこを
明確にするために、
名刺やホームページも
別々に作成します。

 

交流会などでコンサルタントとしての
立ち位置を伝えたいのであれば、

税理士の名刺よりも
コンサルタントの名刺を使った方が
相手に適切に伝わります。

 

・・・と、

ここまではすぐにできる
テクニカルな話ですが、

 

3つめ、最後に本質的な話をします。

それは

「セルフイメージの再構築」

が重要だと言うことです。

 

セルフイメージとは自分の
「真の肩書」を意味します。

 

つまり、
自分は何を提供する存在なのか
を言語化し、それに見合ったサービスを
提供する、と言うことです。

セルフイメージの再構築ができている人
であれば、極端な話、先ほどまでに
述べたことをやらなくても、
顧客に納得してもらえたりします。

 

ただ、長年の経験で染みついた
セルフイメージはなかなか簡単には
切り替わりにくいため、

これは相応の準備が必要です。

 

自分1人で考えを深めつつ、
信頼できる人に話をして、
壁打ちの壁をしてもらいながら、

心から納得のいく
セルフイメージを手にすることで、
それを見込み客に伝えることができます。

 

例えば、キャッシュフローコーチ養成塾では、
1回目の講義で

「セルフイメージの再構築5ステップ」

と言うワークを行います。

 

ここでは、
適切な質問を自分に投げかけることで、

「誰の、どのようなお困りごとを、
 どのようなユニークな方法で
 解決する存在なのか」

を整理し、短い言葉にまとめます。

 

それは簡単なことではありませんが、
自分が本当にやりたいことを行う際に
重要なことで、

「やり方」の前に「あり方」を整える
ことの大切さを感じます。

 

「あり方」と「やり方」を両輪で整え、
クライアントの成果に貢献していきたいものです。

 

もしあなたが、
今のお話を聞いて、具体的に力になりたい方が
思い浮かぶ税理士さんであれば、

キャッシュフローコーチ・メソッドの習得を
検討されると良いと思います。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 

ビジョナリーパートナー 和仁達也

 

■お知らせ:6月開講のキャッシュフローコーチ養成塾の詳細はこちらです。

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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