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日本CFコーチ協会★ビジョンへの道

コンサルタントで独立したい人が知っておきたい「恐怖との向き合い方」。

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2025.09.11 執筆者:和仁 達也

 

この記事は、コンサルタントとして独立予定または独立したが、
年商300万円未満にとどまっている独立系コンサルタントに向けて
停滞を打破するための発想法と具体的な対策をお届けします。

 

こんにちは、日本キャッシュフローコーチ協会
代表理事の和仁達也です。

わたしは独立系コンサルタントとして27年、
そしてキャッシュフローコーチの養成を始めて13年が経ち、
延べ1千人以上のキャッシュフローコーチを輩出してきました。

当初は、税理士や社会保険労務士、中小企業診断士等の士業の方が

「新たな事業の柱としてコンサルティング・メソッドを
習得したい」

という期待に応えて、養成塾を行ってきました。

ところが最近は、

「会社に勤めながら近い将来独立したい」

と考えている人や、

「定年を迎えてセカンドキャリアとして
 独立系コンサルタントになりたい」

という方も増えてきました。

彼らが、なぜコンサルタントで独立したいと考えたのかを聞くと、
およそ次の5つの答えに行き着きます。

あなたに当てはまるものはあるでしょうか?

 

1.「人の夢の実現をサポートする」ことを仕事にできて、やりがいがあるから

2.魅力的で尊敬できる社長と関わることで、自分も成長し続けられるから

3.コンサル経験がそのまま商品価値のアップにつながることが、
  成長意欲の高い自分に合っているから

4.「気力体力があっても、60歳や65歳で定年」という縛りがなく、
  引退時期を自分で決められることに魅力を感じるから

5.高額な設備投資や商品在庫の管理負担がなく、身軽にスタートできるから

 

副業が認められなかった時代は、会社に勤めながら
コンサルタント・メソッドを学んだり、営業活動をすることは困難でした。

ところが時代は変わり、今では社員が副業でコンサル活動をする
ことを許容する会社も増えてきました。

よって、会社員がコンサルタントで独立する上で、
今ほど環境が整った時代はないと言えます。

 

その一方で、独立したいと願いながらも時間ばかりが過ぎていき、
年齢を重ねていく人も少なくありません。

ここでは、コンサルタントで独立したいと願いながら
踏み切れずにいる40歳の伊藤さん(仮名)の実例ストーリーを紹介します。

ご自身の状況に置き換えながら読み進めていくと、
気づきや発見があるかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

伊藤は、独立系コンサルタントを目指して、
中小企業診断士などいくつかの資格を取得してきた。

そしてクライアントになり得る見込み客と出会うために、
異業種交流会に参加したり、知り合いのツテをたどって
営業らしいことにトライしつつも、
「2~3回試しては、立ち止まる」を繰り返してきた。

 

一方で、資格勉強で知り合った、少し年上の加藤(仮名)は
1年前に独立して、試行錯誤している話を聞いていた。

彼は半年後には1社目のクライアント獲得し、
1年後には何とか生計を立てられるレベルにまで到達していたと聞く。

本人にその成功のカギを尋ねると、それは
「行動量の多さ」「着手するスピードの早さ」にある、と言う。

それに引き換え、
「なぜ、自分は行動ができないのか?」

あるいは
「なぜ、行動量が少ないままなのか?」
と自問自答してみる。

自分でも答えはわかっていた。

失敗したくないからだ。

下手にアプローチして、限られた数しかいない
見込み客を失うのが怖いから。

それ以前に、営業して上手くいかなかった時に、
自信を失うのが怖いから。

つまり、やる気がないわけじゃない。

シンプルに、失敗が怖いのだ。

 

そんな中、1年でどんどん実践して、
独立系コンサルタントとして月の固定費以上の
安定収入を作った先輩、加藤に話を聞く時間を設けてもらった。

改めて「どうやって起動に乗せたのか」を尋ねると、
思いがけない回答が返ってきた。

 

「僕は、コンサルタントで独立を考えていた時に、
自分が理想とするコンサルタント像を探していたんだよね。

その時にたまたまネットで見つけて、「これだ!」思って
サイトで確認すると、本も出している著者だと知り、
本を購入して読み漁ったんだ。

本でも様々な学びはできたけど直接学んだ方が良いと考えて、
独立する前に6ヶ月間の講座に通って、その先生に
お金について大事なことを教わったんだ。

それは

『大量に行動して売上を作っても、逆に何もしなくても、
1ヵ月の固定費は同じ』

ってことなんだ。

家賃も食費も水光熱費も、1ヵ月使う分は変わらない。

月に10個の行動をしても100個の行動をしても、固定費は同じだよね。

だったら大量に動いた方が売上は増え、そして
利益はさらにその何倍も増えることになる。

知が商売道具であるコンサルタントにとって、
唯一そして確実に限られた資源は”時間”だから、
その1ヵ月間という時間を最大に生かすことが
立ち上げ時期には必要だと思ったんだ。

さらにもっと大事なのは、

『1ヵ月が経過する毎にコンサルタントとして
稼働できる残り時間はどんどん短くなっている』

と言う事実だよ。

僕は今45歳で、仮に70歳で引退するとしたら、
このやりがいのあるコンサルの仕事をあと25年やれる。

本当は40歳で独立したかったんだけど、
いろいろあって5年伸びたんだよね。

『もしその5年間を今のモードで本気で動いていたら、
今頃どうなっていただろう?』と、たまに想像するんだ。

でも過ぎた時間は取り戻せないよね。
だからこそ独立してから、行動量にこだわって実践してきた。

独立時に一番大事なのは、このアウトプット起点の心構えかもしれない。

それさえあれば、あと必要なのは
『成果が出るメソッドの習得』
『自分の基準を高め続けられる仲間と環境づくり』だと思う。

その意味で僕が独立前にコンサルタント向けの講座で
6カ月間学んだのは、良い判断だと思っているよ。

その時の同期や、エリアや期を超えた仲間たちとは、
仕事仲間としても良い関係をつくれているからね」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

伊藤さんが”漠然とした不安”で動けずにいた中、
先輩の加藤さんが一歩踏み出したストーリーでした。

もしあなたが、伊藤さんのように葛藤を抱えたまま
焦りを感じているのなら、わたしが27年かけて体系化し
1000人以上の卒塾生を輩出した
「キャッシュフローコーチ養成塾」がお力になれるかも知れません。

 

独立系コンサルタントとして駆け出しの時期に必要なのは、

「あり方 × やり方 × コンテンツ(商品力) × サポートし合える仲間」

の4つ。

これらを具体的に用意・確立しておくことが、
独立系コンサルタントとしての立ち上げを軌道に乗せるカギです。

その点、キャッシュフローコーチ養成塾はこれを全部そろえてくれる、
“駆け出しコンサルの初期設定フルパッケージ”的存在と言えるでしょう。

あなたの、独立系コンサルタントへのチャレンジの参考になれば幸いです。

 

一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会
代表理事 和仁達也

 

追伸、

6月から開講するキャッシュフローコーチ養成塾の情報はこちらです。
(12月下旬に日程等の詳細を更新)

 

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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