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パートナー型コンサルタントの あり方・やり方

【実録】コンサルタントになりたい人が抱く不安を和仁と対話して解決! Vol.1

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2025.10.18 執筆者:和仁 達也

 

こんにちは、
ビジョナリーパートナーの和仁達也です。

2025年度のキャッシュフローコーチ養成塾がついに6月から
始まりました。

 

養成塾に関心がある方々から、

「養成塾では、どんな相談に
 どう答えているのですか?」

という質問を時々いただきます。つまり、

・塾生はどんな課題を抱えているのか?
・和仁はそれにどう応えているのか?

に関心があるのでしょう。

そこで、初回6月の講義後の延長戦(公開Q&A)での
塾生と和仁のやり取りを、4つ共有します。

養成塾の臨場感が伝われば幸いです。

 

【1・会議で意見を引き出すには?】

塾生
塾生

会議で参加者から意見を引き出したいんですが、
なかなか発言してくれなくて…。
私が雰囲気を作れてないのか、
そもそも考えていないのか…。

うん、これはよくある悩みですよね。
でもね、意見が出ない理由は3つあると思います。
1つ目は「的外れなことを言うのが怖い」
っていうブレーキ。
2つ目は「考えていない」場合。
そして3つ目は
「そもそも準備してきてない」ってこと。
だから、いきなり「田中さん、どう思う?」
って聞くのは難易度が高い。
そこで僕がおすすめするのが
“スリーステップ方式”です。

和仁
和仁
塾生
塾生

スリーステップ?

そう。まず最初に、
「このテーマについて1分間、紙に書いてください」
と指示します。
次に、隣の人と
「何を書いたか」をシェアさせる。
そして最後に、
「今のシェア内容をみんなの前で
話してもらえますか?」
と順に聞いていくんです。
そうすれば、すでに1人には話してるし、
自信が持てる。
しかも隣の人とリハーサルを経てるから、
ハードルがグッと下がるんですよね。

和仁
和仁
塾生
塾生

なるほど、それなら確かにやれそうです!
ありがとうございます。

 

【2・完璧主義から抜け出すには?】

塾生
塾生

新たな学びをする際には、「脱★完璧主義」が大切と
習い、その通りだと思います。ただ、不安からか
インプットばかりしてアウトプットができず、
完璧主義から抜け出せません…。

うん、すごく多い悩みですね。
でもね、そこに気づけてることがまず素晴らしいですよ。
そろそろ、
「新しいノウハウはこれ以上学ばなくていい。
深掘りすべきは目の前の顧客のお困りごと」
ってフェーズに来ているんじゃないですか?
今必要なのは、“新しい知識”じゃなくて、
“お客さんのお困りごとの言語化”。
その精度が高まれば、
「わかる!うちもそこで困ってるんだよね」
って相手の口から出てきます。
アウトプットの入口は“相手を深く理解すること”。
そこに集中してみてはどうでしょうか?

和仁
和仁
塾生
塾生

確かにいつまでたっても、新しいノウハウを
仕入れなきゃって思い込んでいました。
これからはキャッシュフローコーチ養成塾を
軸にして、アウトプットに専念します。

 

【3・社員にお金の話をどう伝える?】

塾生
塾生

クライアント先の社員向けにお金の研修を
したいけど、自分に説得力があるのか不安です…。

わかる!まずは、
クライアント先ではなく、自社の職員向けに
説明してみるのが一番です。

たとえば、
「顧問先で”お金のブロックパズル”をこう説明
したら、すごく喜ばれた」
という体験を自分の職員にも共有すると、
彼らは「自分の仕事が役に立っている」という
実感が持てるようになるでしょう。

そうすると、あなた自身も
「これは他社の社員さんにも伝えたい」
と自然に思えるようになる。

実践して成果を感じたからこそ、人に提案できる。
これが“正当性”なんですよね。

和仁
和仁
塾生
塾生

なるほど、クライアント先の社員に話をする前に、
ウチの職員向けに話す、ですね。
確かにその順番ならしっくりきます。
盲点でした。ありがとうございます!

 

【4・キャッシュフローコーチとして
“やらない”と決めていることは?】

塾生
塾生

キャッシュフローコーチとして、
「やらない」と決めていることはありますか?
たとえば、社内資料の作成代行など…
いつの間にか「便利な代行業」
みたいにならないよう、
自分の中では線引きが大切だと思いまして。

おお、いい視点ですね。
確かに“やらないこと”を明確にするのって、
実は“やること”と同じくらい大事なんですよ。
特にキャッシュフローコーチとしての
価値を発揮するためにはね。

和仁
和仁
塾生
塾生

具体的にはどうされてますか?
「議事録をまとめてください」とか、
「◯◯さんに伝えてください」など
秘書的な依頼まで頼まれがちで…。

それ、あるあるですよね(笑)。
僕も昔は全部引き受けていた
時期があったんです。
でも気づいたんですよ、
これは“本来の仕事”じゃないって。

たとえば「伝言役になってほしい」
って頼まれたとします。
これも場合によってはお引き受けしますが、
ただし条件があります。

和仁
和仁
塾生
塾生

条件、ですか?

はい。例えば次のような
前置きトークを入れます。

「1回は僕が代わりに伝えます。
 相手に受け入れられる伝え方の
 工夫がありますからね。
 でも、次回からはご自身で
 伝えられるようになっていただきたいです。
 そのために、今回僕がどう伝えるのか、
 その場で同席して見ていてもらえますか?」

と提案するんです。

和仁
和仁
塾生
塾生

なるほど、お手本を見せるのですね。

そうそう。一回やって見せて、
次からは自分で。
これ、相手にも伝わりやすいし、
自立を促すことにもつながるんです。

キャッシュフローコーチの役割は、
“代行業”じゃなくて
“伴走者”ですからね。

その場限りの解決より、
再現性のある力を育てることが
大事なんです。

和仁
和仁
塾生
塾生

確かに!よくわかりました。

 

 
以上、今回は4つの事例を紹介しました。

キャッシュフローコーチ養成塾では、
本編では講師からの体系的なメソッドを学び、
延長戦では塾生の悩みに講師が思考整理や
アドバイスして、スッキリしてもらいます。

文字にすると簡単に見える悩みでも、
当事者にとっては切実だったりします。

それを1人で悩み続けるより、
養成塾のような場で

「道の先を知る人に尋ねる」

ことで、一瞬で解決することがある。

そんなことを考えながら、毎回の養成塾の
延長戦(公開Q&A)で塾生に
向き合っているのでした。

次回の講義も、楽しみです。

 

一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会
代表理事 和仁達也

 

追伸、

6月から開講するキャッシュフローコーチ養成塾の情報はこちらです。
(1月上旬に日程等の詳細を更新)

 

毎年、養成塾の初回講義を迎える塾生に
共通しているのは、

「経営者の本業ど真ん中のお困りごと解決に
貢献して、もっと頼りにされたい」

「パートナー型コンサルタントとして、
自分を変容進化させたい」

「キャッシュフローコーチで独立起業したい」

という感じで、みなさん、前のめりな点です。

その前提の上で、各年毎に塾生のムードや
カラーがあり、今年はそこに加えて、

「キャッシュフローコーチになることがもたらす
“未来へのワクワク感”」

が、塾生の反応から強く伝わってきます。

これは、延べ1000人を超える、
これまでの卒塾生の活躍を見て、

「自分もああなりたい!」

という理想のイメージを、
より鮮明に描けるから
ではないかと感じます。

つまり、今年で13年目の蓄積がもたらす
現象であり、キャッシュフローコーチとして
活躍する先輩たちのおかげです。

一緒にキャッシュフローコーチとして、
クライアントのビジョン実現に関わってくれる
仲間たちに、改めて感謝します。

 

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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