「数字だけじゃ救えない」。税理士が“あり方”へ舵を切った理由
2025.11.13 執筆者:和仁 達也
キャッシュフローコーチ日本キャッシュフローコーチ協会税理士養成塾
「税理士として顧問先に関与しながら、
経営面も支援したい!」
という【税理士】の人に、
一足早く、それを実現した人の
事例をお届けします。
あなたの勇気になればうれしいです。
Contents
「数字だけじゃ救えない」と気づいた日。
税理士が“やり方”から“あり方”へ舵を切った理由
キャッシュフローコーチ養成塾の入塾前、
まっすぐに税務のプロとして走っていた
橋本秀明さん。
顧問として数字を整え、申告を滞りなくこなす。
ところが――長く担当してきた会社が倒産したとき、
胸に残ったのは
「正しいことをしてきたはずなのに、救えなかった」
というやるせなさだったそうです。
「税務の知識や手続きだけでは、社長は救えない」
その現実にぶつかった橋本さんが、
キャッシュフローコーチ養成塾の門を叩いたのは
自然な流れだったのかもしれません。
入塾前、日本キャッシュフローコーチ協会の
イベントや勉強会を覗いたときの衝撃を彼はこう語ります。
「同じ税理士なのに、なんでこんなに
“与える空気感”が違うんだろうって。
コンテンツより、関わり方そのものが
価値になっている。新鮮でした」
【“やり方”より“あり方”──腹落ちの瞬間】
入塾して最初に砕けたのは、
「やり方さえ学べば提供価値は上がる」
という思い込みでした。
もちろん手法は大事。
だがそれ以上に、社長の孤独に寄り添い、
意思決定の伴走者として在る“あり方”が
価値そのものになる。
先輩コーチの背中や、和仁の講義を通じて、
そこが腹の底に落ちたとのこと。
「私は職場でいつも“共同代表”という
パートナーと壁打ちして決めてきました。
なので、経営者に“何でも相談できる相手”が
いるかどうかで、経営はまるで違うことを
実感しています。
パートナーがいれば壁打ちで限界を突破でき、
役割分担で相乗効果が発揮できる。
でも多くの社長には、それがいません。
だから、私が社外幹部としてそこを
引き受ける意味があるんだと、腑に落ちました」
【数字がなくても90分話せる税理士へ】
「キャッシュフローコーチになって、
象徴的な変化があります。
会計データが手元になくても、
毎月90分しっかり価値提供できる
ようになったんです」
一見、税理士らしからぬ言葉だが、本質でしょう。
数字は“話を深める道具”。
それがなくても「何に困っているのか」
「本当はどう在りたいのか」を聴き、
意思決定の筋道を一緒に見つける。
「今話してて思ったんですけどね・・・」
と社長の口から出てくる“自分の言葉”。
その瞬間こそ価値であり、継続の理由になる。
【仲間の基準が、天井を押し上げる】
「卒塾後は、強化研修会や地域勉強会、清里の合宿など、
とにかくキャッシュフローコーチの
公式イベントの場に積極的に参加しました。
月額15〜25万円の契約が普通に成立している
先輩たちの話を聞き、全国の仲間の事例と
セルフイメージに触れる中で、
『自分にもきっとできる』と、
環境が基準を上げてくれました。
基準が行動を変え、行動が成果を連れてくる。
派手な“1回の転機”ではなく、
じわじわと地盤が上がっていった感覚でした」
そんな橋本さんにこれからの展望を聞いてみました。
【これからの挑戦:社長同士が高め合う
“少人数・公開コンサル”を】
「次の一手は、個別支援の価値を“場”に
拡張することです。
1対1では届くものも、4〜5名の社長が
集えば相互作用で一段深く刺さります。
清里の合宿で得た手応えを、定例の小さな
『公開コンサル』に落とし込みたいと考えています」
そこに迷いはなく、「年度内にやってみるだけ」とのこと。
【メッセージ:税理士の仕事は、もっと広い】
「あと、ウチの職員で働く若手にも見せたいんです。
申告や節税だけが税理士の価値じゃない。
社長の意思決定の質を上げ、会社の未来に
レバレッジをかける。
そんな関わり方が
“職業として”成立することを目指します」
数字に強い税理士だからこそ、
数字“だけ”に終わらない。
税理士がキャッシュフローコーチを身につけたとき、
クライアントの景色が変わる。
そして何より、自分自身の仕事の手応えが変わる。
社長を“孤独から脱却し、意思決定へと導く”税理士を
目指す橋本さんのこれからの活躍に注目しています。
そしてわたしは、橋本さんの話を聞いて、
彼のように
・税理士として関与しながら、
顧問先を経営面でも支援したい!
との思いをお持ちの方なら、
このCFコーチ養成塾がお役に立てることを
実感しました。
そんな方には、
塾への参加を検討してもらえたら
いいなと思っています。
キャッシュフローコーチ養成塾の
内容や日程、金額などの詳細はこちらです。
■ファシリテーター講座
(和仁の講義動画を使ってファシリテーターが解説)










































