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パートナー型コンサルタントの あり方・やり方

仕事を抱え込む人が、身軽になるコツとは?

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2025.11.18 執筆者:和仁 達也

 

忙しい人の共通項として「仕事を抱え込みがち」があります。
一方で、売れっ子で忙しいはずなのに、鮮やかにいくつもの仕事を
こなしている人は、身軽になるコツを心得ています。

今日はそのコツを紹介します。

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仕事仲間から次の相談を受けました。

「最近、業務量が膨れ上がって仕事に追われている感じになっています。
やることとやらないことを整理して、遅れを取り戻して、
先手を打てるようになりたいです。
どうすればよいでしょうか?」

 

仕事が軌道に乗ると、

「多くの依頼が舞い込み、優先順位をつけることなく
一旦受け入れる。そして後でスタッフや外部パートナーに
割り振るものの、手直しが必要で、結局は自分で
対応しなければならない」

なんてことがあります。

自分でも安請け合いしていると感じているが、
困っている人を目の前にすると断るわけにもいかず、
結局は週末の休みもつぶして対応している状況でした。

そんな彼にわたしが伝えたのは
「すべてのテンポを一歩前倒しにしましょう!」
です。

 

つまり今までは「依頼を受けたら一旦自分で受けて、
後で人に割り振っていた行為」を、入り口の段階で済ませてしまうのです。

 

その仕事を自分以外の人が対応できる部分について分解し、

「依頼者自身にやっておいてもらうこと」

「自分のパートナーに任せられること」

「自分がやらなければならないこと」

を仕分けする。

そして依頼者に

「御社でこのことをやっておいていただき、私のパートナーに
これを任せ、最終チェックを私が担当すると言う形でよければ
お受けすることができます。いかがでしょうか?」

と言うように伝えて了承が得られたら、本人の負担は大幅に軽減します。

これ以降の彼は、すべての行動を一歩前倒しするようになりました。

 

この「一歩前倒し!」の習慣は様々な状況で応用できます。

例えばわたしが主宰する日本キャッシュフローコーチ協会では、
「協会活動をレポートするプロジェクト」があり、
すべてのイベントを会員が持ち回りでレポート作成することになっています。

かつてはこのレポート作成が、遅いときには3ヶ月から
6ヶ月経ってやっと完成していました。

しかしある時、「一歩前倒しライティング」と言う概念を
共有してからは、イベント後1ヵ月以内に完成できるようになりました。

これもすべての着手を今までのテンポより前倒しした
ことによって実現できたことです。

今までのテンポを一歩前倒しにする。トライしてみませんか?

 

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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