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歯科医院の脱★ドンブリ経営 実践ストーリー

医院の拡張を決断する前に考えておきたい!Part.1歯科医院を大型化する際のメリット・デメリット

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2019.03.16 執筆者:和仁 達也

歯科医院を開業してから順調に伸びてくると、さらなる拡大を目指そう!と新たな目標を掲げていく先生も多いと思います。
その時に考えることは、分院を作るべきか、医院の拡張なども考えますよね。

確かに売り上げが伸び、患者数も増えてくると、それ以上の売り上げをアップを考えた時には、拡大を視野に入れますし、それがセオリーでもあります。

しかし、時代の流れが早くなっている昨今、そのセオリーで考えてしまうだけでは本当に売り上げの拡大に繋がるのでしょうか?
この記事では、歯科医院を大型化する際のメリット・デメリットをお伝えしてきます。
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ホワイト歯科医院は、開業10年目。もともと、「私の考え方を理解してくれる患者さんに対して、納得の治療を」とチェア3台で始めた医院も、患者の支持を得て、今では5台に増加。
患者数も1日平均60人を超え、さらなる拡張が必要になりつつあるところだった。

ある日、加藤院長は、院長室で一人悩んでいた。

「拡張するべきか?それとも、規模はこのままで、より専門特化していくべきか?」

今の医院のスペースでは、チェア5台が限界。これ以上拡張するには、移転もしくは分院展開を視野に入れることになる。周りの材料仕入業者や機材のディーラーも「加藤先生なら、きっとうまく行きますよ」と拡張を後押ししてくれている。

でも、本当にそれでいいのだろうか?

大型化してうまくいけば、経営面では成功と言われるかもしれない。しかしもし患者数が増えなかったり、逆に減ってしまえば、借入負担が膨らむリスクもある。

また、「スタッフのマネジメントにエネルギーを奪われて、自分の納得のいく治療をやり続けられなくなるのではないか」という不安も顔を出す。

一番モヤモヤしている原因は、「今の自分には見えていないところがあるのではないか?」という漠然としたところにあることに気づいた。

移転して大型化したものの、見落としていたことがあって、後で「こんなはずでは・・・」と後悔することだけは避けたい。

「納得のいく決断をするには、検討すべきポイントをすべてまな板の上に出し尽さなくては」
と結論づけ、今週の経営キャッシュフローコーチ和仁との面談は、このテーマで相談することにした。

 

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キャッシュフローコーチは、加藤院長の相談を聞くと、ペンをとりホワイトボードに書き始めた。

「加藤院長の言われるように、すべての検討事項をまな板の上に出してしまうことはとても大切です。そこで、大型化のメリット、デメリットを、『患者、医院の収支、スタッフの採用・育成、院長』という4つの観点で整理してみましょう。

 

歯科医院が大型医院を作るメリット、デメリットは?

【メリット】

 

「そして一方、デメリットとしては、こんなことが挙げられます」と、キャッシュフローコーチは続けた。

 

【デメリット】

一通り話を聞くと、加藤院長は、腕を組み黙りこんだ。

そして1分ほど沈黙が続いたあと、うなずきながら言った。

「やはり、思いがけないデメリットも隠れているものなんですね。でも逆に『スタッフの余剰人員を抱えやすくなる』等の意外なメリットもあることに気づきました。このチェックリストをもとに、自分がどんな医院運営をしたいのか、よく考えてみます」

キャッシュフローコーチは最後に一言、つけ加えた。

それぞれの項目を5点満点で点数化していくと、さらに判断のヒントになりますよ。
今晩、じっくり考えてみてください」

 

 

【今回のレッスン】

◎ 大型化するか否かは、歯科医院の特徴やスタイルを決める大きな決断要素。そのメリットとデメリットをすべて列挙して、1つ1つ医院のスタンスと照らし合わせて検証しよう。

◎各項目を5点満点で点数化することで、客観視できる。

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

▶︎医院の拡張を決断する前に考えておきたい!Part.2 歯科医院が分院展開する際のメリット・デメリット

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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