上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
緊張感を一瞬で解かしコミュニケーションを深めるアイスブレイクを持とう
2018.07.30 執筆者:和仁 達也アイスブレイクコミュニケーション
新入社員が増える4月や、初対面の人と話す時には、なかなか会話が続かない。
新入社員が緊張しているのがわかるけど、何を話せばいいのかわからない。
コミュニケーションをとることが苦手な人は意外にも多いのですが、初対面の人と話をするとき、あなたは緊張しますか?それとも抵抗感なく、スっと仲良くなれますか?
あなたの性格や仕事の特性にもよりますが、普通はやはり緊張しますよね。
たとえば出会って挨拶をした後、「しーん」と空白の間が空いた時は、どうでしょうか?
相手が気にしているかどうか分かりませんが、あなたは気まずい思いをしているのではないでしょうか?
そういう時は、アイスブレイクという手法を意識してつかってみることをお勧めします。これは、初対面などで緊張しているお互いの間にある氷のような冷たい空気を壊すことを意味します。
簡単な例で言えば、「今日は暑いですね」「雨がひどくなってきましたね」という天候の挨拶もアイスブレイクの1つです。政治やニュースで話題になっている話をはじめに切り出すのもアイスブレイクになります。
また、歯科衛生士なら「歯の具合はその後どうですか?」とその人自身の最大の関心事にポンと触れることもそうです。親しければ親しいほど、相手に直接関係する話題を投げかけることができますね。
いずれにせよ、相手から会話を自然に引き出すような投げかけをするのです。
たとえばミーティングを行なう際も、最初から活発に本論を話し合えるかというと、それは難しいですよね。そこで、当社ではミーティングの冒頭に、参加者の頭の回転が調子に乗ってくるのを促す意味で「GOOD&NEW」という演習をやっています。これは、この1週間で自分にとって良かったことと新しかったことを順番に全員が発表しあうものです。
それは仕事のことでもプライベートなことでもOKです。
良いことと新しいことは、どちらも前向きな表現を含んでいるため、その場があっという間にプラスの場になる効果があります。(詳しくは「こうすれば組織は変えられる!」(ピータークライン著)を参照ください)
このように、アイスブレイクは1対1でもグループでも有効に活用できます。
コミュニケーションをスムーズに図れる人は、これを無意識でやっています。
距離感をあっという間に縮めて、人間関係をつくってしまいます。
どんなアイスブレイクができるか、ちょっと考えてみませんか。
この記事は、(株)プラネットの会員歯科医院向けの有料記事を、同社の快諾を得て特別に公開しています。