キャッシュフローコーチ養成塾を受講したのに営業しないのは、 ◯◯と同じ?
2018.08.20 執筆者:和仁 達也あり方・ビジョナリープラン養成塾
今日はキャッシュフローコーチとの会話の中で、ちょっと考えさせられることがあったので、シェアしたいと思います。
その日は、キャッシュフローコーチ養成塾のプレセミナー&説明会でした。
これから養成塾への参加を検討される人と一緒に、過去に受講した先輩も復習に無料でオブザーバー参加できるのが、この養成塾の良いところの1つ。
それで、セミナー後の延長戦(和仁に相談し放題の懇親会)で、昨年受講したAさんから相談がありました。
Aさん「和仁先生に『アウトプットが先、インプットが後』と教わったのですが、実は、わたしはインプットばかりでアウトプットが出来ないでいるんです。今日も、少しでも自信を付けたいと思ってインプットしに来ました」
和仁「なるほど、具体的にはどんな状況なんですか?」
Aさん「はい、税理士業務とは別に、コンサル契約を増やして行きたいのですが、なかなか営業やセミナーをやれずにいるんです。自分でも、アウトプットしなきゃとわかっているんですが、どうしても怖くて、自分に許可を出せないんです」
このように、「自分に許可を出せずに時間ばかりが過ぎていき、焦っている人」は、一定数います。
日本CFコーチ協会のメンバーはかなり実践派が多いコミュニティではありますが、それでも足踏みしている人も相当数いると思います。
彼も、養成塾の受講中は、仲間が挑戦する姿に刺激を受けて、ちゃんと挑戦をしていたし、単発の仕事は得られていたとのこと。
ところが、養成塾が終わり、刺激を受ける環境がなくなった途端、気がつけば不安が頭をもたげてきたわけです。
ただ、彼の素晴らしいところは、「このまま孤立していてはダメだ!」と気づいて、セミナーにオブザーバー参加してくれたこと。
そして、延長戦でわたしの隣の席について、相談を持ちかけてくれたことです。
わたしは、彼の勇気は率直にすばらしいと感じました。
なぜなら、自分が受講していた講座の先生に「その後、実践していない」と報告することは、なかなか勇気がいることだと思うからです(^^;;
その勇気を振り絞ってくれたおかげで、わたしはささやかなアドバイスを送ることができたし、彼にいくつかの「大人の宿題」を伝えることができました。
(大人の宿題は、提出義務はなく、やってもやらなくても罰はないが、やれば本人が得する、というものです)
その小さな勇気が、はじめの一歩をもたらしますからね。
その時、彼に伝えたことの1つをシェアしたいと思います。
それは、「養成塾を受講したのに営業しないのは、スカイダイビングで飛ばないのと同じ」ってことです。
つまり、「せっかく養成塾で学んだのに、忙しさや怖さにかまけて何も挑戦しない」のは、「飛行機で上空に上がって、あとは飛行機からエイって一歩踏み出すだけなのに、怖くてそれができず、そのままダイブせずに着陸してしまう」ようなもの。
それって、どうなんでしょうね。
わたしも過去にスカイダイビングを体験したことがあるので、あの上空で一歩踏み出すことがどれだけ怖いか、知っています。
ただ、そもそも、飛行機に乗った時点で飛び降りることは決めている訳ですよね。
まさか、上まで行ってダイブせずに着陸するつもりで乗り込む人はいませんからね(^^;;
そのとき必要なのは、ノウハウではないですよ。
一歩を踏み出す、ほんの少しの勇気なんです。
そして、その勇気を与えてくれるのが、共に学び挑戦している仲間の存在です。
養成塾の6ヶ月は「その環境が強制的に確保」される。
だから、成果が出やすいんです。
大切なのは、養成塾が終わった後をどう過ごすか、です。
自分から何もアクションを起こさなければ、孤立していきます。
そして、やがて養成塾の時の感覚を忘れて、動くことがどんどん億劫になっていくことでしょう。
一方で、そうならないよう、自ら仲間と関わる人には、同期の仲間やその同じ道をかつては歩んだことのある先輩が、優しく背中を押してくれます。
具体的には、様々なプロジェクトや地域勉強会、強化研修会などに参加して、日本CFコーチ協会の仲間たちと積極的に関わっていく人は、「その環境が強制的に確保」される。
だからこそ、成長が加速していくのです。
最後に、わたし自身、自問したい問いで、このレターを締めくくります。
「あなたは、エイって一歩踏み出すだけなのに、怖くてそれができず、そのままダイブせずに着陸しようとしていないか?」