社労士の手続き業務から脱却した方法
2021.05.10 執筆者:和仁 達也キャッシュフローコーチ日本キャッシュフローコーチ協会独立社労士養成塾
ここ数年、社会保険労務士の資格を持ちながら
「経営数字にも関われるようになりたい」
「社長の経営判断の相談相手として頼りにされたい」
と希望する方がわたしの周りに増えてきました。
彼らが口々に言うのは、
「手続き業務だけではなく、
社長と会話ができるようになりたい」
「人事に関わる専門家として、
人件費や粗利、売上、利益など
お金に関わる話もできるようになりたい」
「ただ、我流では不安なので、
ちゃんとした型を学びたい」
ということで、そんな方たちが
「キャッシュフローコーチ養成塾」にも、
多く受講され、目立つようになりました。
そこで、彼らに
「なぜ参加したのか?」
そして
「実際に参加してみてどんな良いことがあったのか?」
を率直に聞いてみることにしました。
あなたのコンサルティング活動のヒントになれば
幸いです。
社労士の手続き業務から脱却した方法
社会保険労務士の林秀樹さん。
キャッシュフローコーチとの出会いは
和仁の著書「コンサルタントの教科書」(かんき出版)を
たまたま書店で見つけたことがきっかけでした。
その時に、
「こんなことを実際にやっている著者に会ってみたい」
との思いから、CFコーチ養成塾に参加されました。
それまでは13年間社労士業務に専念しており、
手続き業務だけを行ってきました。
そのため社長と会話をする事はほとんどなく、
15分で帰ってくることも当たり前でした。
それが養成塾後は、経営者との会話だけでなく
顧問先の社員とも会話をするようになり、
月一回訪問6時間滞在するコンサル関与先も生まれ、
それが3年続いているとのこと。
具体的には、
社員向けお金の授業を年複数回行い、
年に1度は社員向け決算発表会も実施。
もちろんこれは別料金で行っており、
40分で5万円の報酬を得ながらやっている
とのことです。
そこでは、
お金のブロックパズルを使って会社の収支を説明し、
新年の目標も共有します。
それを聞いた顧問先の社員から
「初めて会社の状況がわかりました。がんばってみます」
と言ってもらえたのは、嬉しかったとのことです。
「会話の時間と中身と密度が、まるっきり変わりました」
それが林さんのビフォーアフターの変化を象徴する
一言でした。
林さんに、なぜ変われたのかを尋ねてみました。
「かつて手続き業務ばかりをやっていた頃は、
コンサルティングは自分から遠いところにあり、
難しいことという先入観がありました。
しかし今では全国に700人を超える
キャッシュフローコーチの仲間がいて、
彼らからの刺激を得ていくうちに、
月額10万円や15万円の報酬を得て仕事をすることが
普通のことだと感じられるようになり、
自分が口にする言葉も全て変わったのです」
林さんの話を聞いていて思うのですが、
手続き業務を13年やり続けてきた人が、
コンサルタントに変容進化することは
決して簡単なことではないでしょう。
しかし、環境と学びと行動によって、
それは可能であることを林さんは
示してくれました。
林さんの、これからのさらなる変容進化が楽しみです。
そして、わたしは彼のように
・将来の独立系コンサルタントを目指して、
・社長の社外パートナーとして、
経営数字を自身の武器として取り入れて
クライアントのビジョン実現に貢献したい!
との思いをお持ちの方なら、
このCFコーチ養成塾がお役に立てることを
実感しました。
そんな方には、塾への参加を検討してもらえたら
良いなと思っています。