事業会社の元社長が人事コンサルタントになった話
2024.05.13 執筆者：和仁 達也
コンサルタント日本キャッシュフローコーチ協会
今日は、
「人事労務のコンサルをしながら、
経営ど真ん中の相談にも、
乗れるようになりたい！」
という【人事労務】専門家のみなさんに、
一足早く、それを実現した人の
事例ストーリーをお届けします。
あなたの勇気になればうれしいです。
事業会社の元社長が人事コンサルタントになった話
大手飲食チェーンの会社に入り、
食材仕入れの貿易会社の社長を任された
松尾誓志さん。
33歳で年上の部下を持ち、
どうしたら動いてくれるのかに
悩みながら組織論や心理学を
学んだとのこと。
やがて本社の人事部門に戻り、
人材採用や育成を行い、
44歳で独立します。
給料やポジションなど待遇が良く、
ストレスもない中、
なぜ独立を決断できたのか
を聞いてみました。
「正直辞める理由はなく、
手放すのが怖い思いもありました。
ただ41歳で子供ができた際に
何を残せるのかを考えました。
そこで『豊かさを与えたい』と
思った時に、それは『選べること』
だと考えたんです。
会社に勤めるもよし、
自分で事業を起こすもよし。
その両方を提示するには、
自分も両方を経験しておいた方が
良いと考え、独立しました」
独立の数年前に和仁の著書
「コンサルタントの教科書」が
きっかけとなり、
和仁の別の塾や合宿を経て、
2017年にＣＦコーチ養成塾
東京4期に入塾されました。
養成塾では
「数字の研修を提案できるようになった」
のが大きかったとのこと。
それまでは人事のことをに限定
されていたテーマ設定が、
「お金のブロックパズル」を使うことで、
研修でも営業でも「お金の話」が
自然とできるようになったそうです。
また、ご自身のルーツが大企業
だったことから、顧客も大企業向けに
企業内研修を組み合わせることでの
パートナー型コンサルのスタイルを
作り上げていきました。
協会に入ってからの関わりに
ついても聞いてみました。
「日本キャッシュフローコーチ協会では
価値観が合う人との出会いが
ありがたいと感じています。
特にコミュニティーの良さとして、
スパンが長い関わりができ、
その中での出会いなので
自分の価値観と会う人と
出会いやすいのもありがたいことです。
その中で自分のことを知ってもらう
必要もあるので、
『おいしいお店を知っている』ことなど、
自分の得意分野を発信することも
意識して良い交流関係を楽しんでいます」
松尾さんに今後の展望を聞いてみました。
「来年で独立10年目になります。
働く環境もますます多様化する中で
”雇用を前提にした組織”は限界が
あると感じています。
今後は”ビジョンや理念を共有する組織”
のあり方にシフトしていくと考えて
いるので、それを追求していきたいと
考えています。
そして協会を通して多くの専門分野の
仲間たちと一緒に仕事ができているので、
ワンストップで問題解決ができる
スタイルを今後も実現していきたいです」
ご自身が事業会社の社長を経験していた
からこそ、実務で求められる要素を
理解して、人材採用や育成、人事評価等
「攻めの人事戦略」を提供する
松尾さんの今後の活躍を楽しみにしています。
そしてわたしは、松尾さんの話を聞いて、
彼のように
・人事労務の強みを活かしながら、
経営数字にも関わることで、
経営全般の相談に乗れるポジションで
クライアントを支援したい！
との思いをお持ちの方なら、
このＣＦコーチ養成塾がお役に立てる
ことを実感しました。
そんな方には、
塾への参加を検討してもらえたら
いいなと思っています。
キャッシュフローコーチ養成塾の
内容や日程、金額などの詳細はこちらです。
■ファシリテーター講座
（和仁の講義動画を使ってファシリテーターが解説）
