塾生の相談に和仁が回答!Vol.2「独自性を高めて、差別化を図るには?」
2025.10.13 執筆者:和仁 達也キャッシュフローコーチ日本キャッシュフローコーチ協会養成塾
キャッシュフローコーチ養成塾では
全6回の講座に加えて、わたしは塾生と
1対1でメールや口頭で相談に乗っています。
1人で悩み続けるより講師に質問することで、
立ち止まることなく、どんどん前進していけるのは
よくあること。
例えば、
「コンサルタントとして独立するにあたり、
顧客に選ばれる存在になるには?」
という課題に直面することがあります。
キャッシュフローコーチ養成塾では、
塾生が和仁に相談して得た、気づきや学びを
同期の仲間にシェアする文化があり、
ある塾生(Aさん)が和仁とのやりとりを
同期の仲間たちに共有してくれました。
その内容が同様の課題を抱える人の
参考になると思うので、
本人の了承を得て公開します。
(読みやすくするため、一部を修正しています)
(Aさんの共有文、ここから)
↓↓↓↓
【独自性を高めて、差別化を図るには?】
皆様、こんにちは!
和仁先生への相談内容・ご回答を共有させてもらいます。
(1通のメール回答で、まるでビジョナリーコーチングを
受けたかのような感覚となり、思考が整理されました。
ありがとうございます。)
【質問】
「独自性を高めるには」
セルフイメージの5ステップをブラッシュアップする過程で、
セルフイメージの方向性や軸がある程度定まってきた感覚が
ある一方で、改めて作成した5ステップシートを客観的に見ると
独自性(差別化ポイント)が弱いと感じております。
そのため、今後は作成したセルフイメージを軸に持ちつつ、
他社比較(同エリアやターゲット顧客が類似している
会社のホームページ等を調べる。等)をして
差別化ポイント(自分ならではの強み)を
明確にしていこうと考えております。
他社比較の際のポイントや他社比較以外で
独自性を明確にするためのより良い方法があれば
教えていただけますと幸いです。
【和仁先生のご回答】
なるほどね〜。
他社比較の方に意識がいっているようですが、
本当にそちらがフォーカスするポイントかどうか、
今一度、立ち止まってみても良いかも知れません。
というのは、
もしAさんがセミナー講師になるのであれば
たしかに他のセミナー講師との違いや
コンテンツの独自性が必要です。
一方で、個別コンサルを行うのであれば、
クライアントにとって大切なのは、
コンサルが何を売りにしているか、
コンテンツのどこが差別化されているか以上に、
「ウチの課題や状況をどれだけ的確に捉えてくれて、
どれだけウチのお困りごと解決に貢献してくれるか」
の1点です。
個別コンサルに重点をおいてやりたい人が
セミナー講師に求められることを努力するのは
効果的ではないので、お伝えしました。
それを踏まえて、このあたり、詳しくは、
次の公開QAセッションで質問していただければ、お答えします。
【気づきと感想】
提供するサービスの違いにより、独自性の優先度が違う。
個別コンサルであれば、お困りごと起点が最優先。
(「お困りごと起点」を意識しているつもりでいたが、
できていなかった。)
個別コンサルでは、独自性よりも貢献度が選ばれる基準になる。
お困りごと起点を意識・実行(貢献)していれば、
それが結果的に他社の差別化に繋がりそうな気がしてきた。
「独自性」は、必ずしも他社比較から生まれるものではなく、
自分の提供スタイルや貢献の仕方から自然に表れるものかもしれない。
↑↑↑↑
(Aさんの共有文、ここまで)
今回のAさんのような質問は、結構多いです。
特に、独立直後のコンサルタントほど、
「いかに選ばれるか?」にフォーカスするため、
「他のコンサルタントと何が違うのか?」を
追い求めるのは、自然な流れかも知れません。
セミナー講師であれば、これは確かに必要です。
なぜなら、セミナーに参加する人は、
講師が持つメソッドや知見を仕入れに行くからです。
なので、それが「他では得られない魅力がある」と
感じさせる必要があります。
一方、個別コンサルにおいては、
自社のお困りごとの解決に貢献してもらう
ことを目的にしています。
なので、「自社のことをよくわかってくれて、
それを最適な方法で解決してくれそう」と
感じさせる必要があります。
つまり、セミナー講師とコンサルタントでは
求められる要素が異なるのですね。
このように、コンサル・ビジネスにおいては、
様々な盲点が隠れていて、それを知らずにいくと
報われない努力をし続けることになります。
そんなことにならないよう、適切な相談相手を
見つけられると良いと思います。
このように
キャッシュフローコーチ養成塾では、
体系化されたコンテンツを学ぶ講座と共に、
講師に個別相談できる双方向の
コミュニケーションが醍醐味です。
今年も多くのキャッシュフローコーチを
養成することで、経営者のビジョン実現に
貢献していきます。
一般社団法人日本キャッシュフローコーチ協会
代表理事 和仁達也
追伸、
6月から開講するキャッシュフローコーチ養成塾の情報はこちらです。
(12月下旬に日程等の詳細を更新)