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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

採用したいインターン生への声の掛け方。

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2023.05.22 執筆者:和仁 達也

人不足が加速する今、優秀な人を見つけたら、ぜひ自社に迎え入れたいものです。
学生がインターンや実習生として短期間働いたときに、そんな人に出会ったらどうするか。
今日はある歯科医院での事例ストーリーを紹介します。

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「実習生として、当院で半年働いている学生スタッフがとても気がつく、
真面目な方で、ぜひ卒業したらウチの医院で働いて欲しいと思っている。

それを見据えて、何か声掛けをしたい。とは言え、まだ1年以上先のことだし、
実習期間もまだ残っているので、もし向こうにその気がなかった場合、
気まずい感じになるのも嫌だ。

まず、どう声がけしたらいいか?」

このような葛藤をする院長がいました。
そんな方のために、あるドクターの会話例をご紹介しましょう。

そのドクターは、実習生が答えやすい質問の仕方をしていたのですが、
そのポイントは、“2ステップ”だったという点です。

まず最初に、1つめの質問をします。

“歯医者で実際に”働いてみて、どう?
(学校で学ぶのと、実際に働いてみるのとでは、違う?)」

その答えを聞いた上で、次に2つめの質問をします。

“ウチの医院で”働いてみて
患者さんとのやりとりや、スタッフとのやりとりとか、どう?」

本当に聞きたいのは2つめの質問のほうなのですが、
これをいきなり聞くと、唐突な感じがして、相手の返答に困り、
「えっと、大丈夫です」みたいな無難な回答になりがちです。

そこで最初に1つめの質問で一般論的なアプローチでしゃべってもらい、
会話が温まったのを見て、次に本当に聞きたい質問をするのです。

これなら、答える際の論点も絞り込まれるので、
相手も答えやすくなり、こちらとしても、知りたい情報を
引き出すことができます。

それで好感触であれば、タイミングを見て、
当院で働くことを誘ってみるのもアリでしょう。

その上で、さらに踏み込んだやり取りをしたければ、

「ウチの医院も、さらに進化していきたいので、
◯◯さんの新鮮な目線からの意見を参考まで聞かせてもらいたいんだけど、
ウチの医院の良い点と気になる点や改善点をあげるとしたら、
どんなことがあるかな?」

みたいな質問をしてみることで、
彼女がどこまで考えて働いているか、も見えてきます。

2ステップアプローチをすることで、
相手に考える猶予と心の準備をさせることができ、
結果的に、こちらの望む答えが引き出せるのですね。

この2ステップアプローチは様々なシーンで有効なので、
トライしてみていただきたいです。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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