コンサルタント&士業が適正報酬で長期関与が続く オンライン版 コンサルタントの教科書コンサルタント&士業が適正報酬で長期関与が続く オンライン版 コンサルタントの教科書

上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

スタッフを辞めさせないための3つの着眼点

30

2025.05.22 執筆者:和仁 達也

 

今回は、スタッフを離職させないために、
今スグ考えておきたい3つの着眼点をお伝えします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、多くの会社やお店で、スタッフの採用に悩んでいます。

そのような会社は、新たなスタッフの採用活動と並行して、
同時に、既にいるスタッフの引き止め策、つまり
「離職率を下げる取り組み」が重要になります。

ところが現実には、「やりがいが感じられない」と言う理由で、
簡単に医院を辞めてしまうスタッフもいるようです。

これを「最近の若者は根性がない」などと断罪して
しまうのは簡単ですが、それでは根本的な解決策にはなりませんね。

 

そこで、「なぜスタッフが辞めてしまうのか」の理由について
掘り下げてみましょう。

 

まず、やりがいが感じられないと言う言葉の裏には、
2つの理由があると考えられます。

 

1つは、「①意味のわからない仕事の振り方をされる」から。

つまり具体的な説明もなく、ただ「これをやっておけ」と言われ、
それが何のためにやるのかもよくわからず、
単なる作業としてやっている場合です。

その場合、スタッフはそこに意味を見いだすことができず、
やりがいが感じられません。

 

もう1つは、「②やっても認めてくれない」から。

つまり、上達している実感が持てないので、
気力が持たないと言うことです。

 

この2つの理由でやりがいが感じられません。

 

そして、その時に誰か先輩に相談できれば良いのですが、
「③誰に相談していいかがわからず、孤立無縁になっている」
状況が続くと、やりがいが見出せず、辞める可能性が高まるでしょう。

 

以上の3つは、「給料が高さ」「休みの多さ」などの
待遇面とは関係がありません。

いわゆる「仕事の与え方」の問題です。

つまり、お金の問題ではないので、業績に関係なく、
その気になればどの医院でも取り組めることです。

そこを見落としたまま、単に「給料をあげなければ」と発想すると、
根本的な解決にならない場合があるので注意したいものです。

 

したがって、上記の3つの逆を実践することが、
スタッフの退職を踏みとどまらせます。

 

①「その仕事にどんな意味があるか」
 「なぜあなたにやってほしいか」を予め伝える。

 

②その仕事を完了したときに、「期待通りの仕事なのか否か」そして
 「どこが良くて、どこに改善の余地があるか」をフィードバックする。

 

③「仕事で困ったら、誰に相談すればいいか」を決めて、
 1人で抱え込まなくて済むようにする。

 

できることからトライしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

▶︎『社員を辞めさせないコミニュケーション術 ~ 離職率を下げる3つの着眼点 ~』

この記事の内容が役に立ったと思ったらSNSで共有してくださいね!
30
  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

和仁達也がメールセミナーで直接指導!

顧客リストなし独立1年目
コンサルタントでも
理想のクライアントと出会える!
全5回のメールセミナー(無料)でお伝えします。
詳しくはこちら >