上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
困難に直面したら、孤立しないこと。“脱★孤立!”
2025.10.22 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方着眼点
人は思いがけない困難に直面すると、平静時には決してしないような
間違った判断や行動をして、信頼を損ねることがあります。
今回はその予防策についてお話しします。
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かつて、新型コロナウィルスによる外出自粛要請があった時。
いつも通りの営業活動ができなかったり、人との接触が
少なくなった方も多いのではないでしょうか。
このような有事の時はとかく不安を増大させる情報ばかりが
入ってきて、気持ちがネガティブになりがちです。
そんな時にわたしが懸念するのは、
「漠然とした不安を起点に発想して、行動する」こと。
なぜ、そこを懸念するかと言うと、
「不安を起点に発想すると、本来のあり方から
ズレた判断をしてしまいやすいから」
です。
例えば、普段はスタッフを大切にしている院長が、
ここしばらくの売上の減少から「医院の存続が危うい」と
不安にかられて、十分な検討を重ねずにスタッフを解雇して
しまいかねません。
冷静に考えれば、
「お金の流れを1年先まで見通して、楽観値と悲観値の
シミュレーションを行えば、違った判断になっていた」
かも知れないし、
「むしろ、診療できない時間を使って、スタッフ教育や
日頃はできないマニュアルの整備など内部充実に当てた方が良かった」
かも知れないのに、、、。
そんな姿を見るにつけて、有事の時に大切なことは、
孤立しないこと、すなわち“脱★孤立!”です。
信頼できる、ポジティブな人と接触することで、
気を前に向けることができます。
具体的には、
「ミッションやビジョン、理念を言語化し、あり方が確立していて、
使命感を持って仕事をしている人」
との会話を積極的に持つことをお勧めします。
そして、自身のあり方が整った人は、周りの大切な人に
勇気を与える側にまわること。
相談に乗ってあげたり、励ましの言葉をかける、などです。
なぜなら、
「人は、守られるより、誰かを守るほうが、
”気”が前に出て、強くいられる」
からです。
人との関係性の中で、”気”は前にも後ろにも向かいます。
守る誰かがいることは、実はありがたいことなんです。
この時に重要なことは、孤立しないこと。
信頼できる、”安心安全ポジティブ”な人との接触頻度が大切。
脱★孤立!でいきましょう。










































