上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
ネガティブな人と接する時に有効な3つの視点。
2025.11.07 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方着眼点
今日は、様々な事情でネガティブなモードに入っている人と
接する時に、身を守るコツをお話しします。
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不安定な情勢の中で人は無意識のうちにストレスを溜め込み、
心が病んでしまうことがあります。
仕事においても、スタッフやお客がネガティブなモードで
接してくることがあります。
そんな時に「力になれていない自分の無力感」や
「依存されることへのストレス」
「失礼な物言いへの苛立ち」
「仕事と関係のない、家庭の問題を持ち込まれていることへの違和感」
などのモヤモヤを感じるかもしれません。
そんな時に、そのモヤモヤを軽減する3つの視点をお伝えします。
①課題の分離、②イラっとさせる本質の言語化、③ネタ化、の3つです。
「①課題の分離」とは心理学の考え方で、
自分の課題と相手の課題の境界線を明らかにして、
自分の課題に集中することです。
優しい人にありがちなケースに
「自分では何ともしようがない範囲にまで心配して、
無意味にエネルギーを消耗する」
があります。そんなときは、まず
「わたし自身の課題はどこからどこまでか?」
を問いかけてみます。
「②イラっとさせる本質の言語化」とは、
「自分は結局のところ、何に対してイラっとしているのか?」
を言語化して突き止めることです。
例えば正論を言って口撃してくる人にイラッとしたなら、それは
「言っている”中身”に、ではなく、”言い方”に対してイラッとしている」
のかも知れません。
その正体が突き止められたなら、反射的に全面的に反論するのではなく
「おっしゃる内容はその通りなので了解しました。
ただ、あなたの失礼な言い方には納得できません」
(このセリフをそのまま言うと喧嘩になるので気をつけて!)
みたいに、受け入れるところと受け入れないところを
明確にして返すこともできるでしょう。
「③ネタ化」とは、そのやりとりをスタッフ教育やセミナー、
執筆の際に事例ストーリーのネタとして利用することです。
アウトプットする人は常にネタを探しています。
そのネタを提供してもらえたと思えば、負の感情はいくらか和らぎます。
この3つを参考に、あなたならではの対処法を見つけてみてはいかがでしょうか。










































