上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
相手の意図をくみ取る意思はあるか?
2025.12.07 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方着眼点
相手との意思疎通がうまくいかない原因の多くは、
どちらかが「相手の話を聞いているつもりになって、実際は
自分がしゃべりたいことをしゃべっている」からです。
その具体例を歯科医院を題材に紹介します。
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ある医院でのスタッフ面談でのこと。
最近、元気がない様子の若手スタッフが、上司である衛生士長との
コミュニケーションに悩みがあるとの話でした。
詳しく聞くと、こう話してくれました。
「わたしが衛生士長に提案したり相談すると、
ピントのズレた答えが返ってくるのです。
わたしの話を最後まで聞かずに、途中で持論を展開し始める
ことが多くて、時には(相手の早合点で)理不尽に怒られることもある。
もう何も言いたくなくなりました」
それが理由で、上司にすべき報告をせず、
ますますお互いの関係がギクシャクしていました。
この上司のように、相手の話をちゃんと最後まで聞こうとせず、
話の途中でシャットアウトして、自分の頭の中で勝手に内容を
変換してしまう人は少なくありません。
わたしはパートナー型コンサルタントとしてその医院に
長年関わっていて、その上司である衛生士長とも関係性は
育んでいたので、急遽その場に呼んで三者面談を行いました。
一連の話を衛生士長に(受け止めやすい表現で)伝えたところ、
ちょうど最近も「ちゃんと質問されたことに答えるように」と
院長から指導された矢先だったとのことで、
「わたしはつい、相手の話をきちんと理解せずに、思い込みで
反応してしまうところがあるんです」と素直に受け入れてくれました。
そこでわたしが彼女に次の提案をしました。
「相手が上司であれ、部下であれ、あるいは患者さんであれ、
コミュニケーションにおいて大切なことは
”相手の意図をくみ取る”ことです。
それを訓練する具体策を紹介しますね。
それは、相手から質問や依頼をされたときに、その場で
”その質問や依頼の内容を簡潔に復唱する”ことです。
『あなたが言っていることは◯◯ということで、その意図は◯◯ですね?』と。
そうすることで、相手はちゃんと受け止めてもらえた実感を得るし、
衛生士長自身も正しく受け答えできてコミュニケーションの
悩みが解消すると思います。どうでしょうか?」
コミュニケーションの典型的な問題の一つは、
「相手の話を聞いた気になって実は聞いておらず、
勝手に自分がしゃべりたいことをしゃべる」こと。
心当たりがある人は、まずは相手の意図をくみ取ることを
意識してみてはいかがでしょうか。
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