上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
部下の叱り方に悩んだときの考え方
2026.01.22 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方着眼点
上司が部下を叱ったり注意する時に、言い回しに悩むことがあります。
そんな時に、ちょっとしたことを意識することで相手が受け止めやすくなり、
上司の伝えるストレスが減ることがあります。
今日はそんな考え方を紹介します。
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先日、40代後半の役職者から、部下の叱り方や注意の仕方
について相談を受けました。
「皆で決めたルールを守らなかった人に対して、どのように叱れば良いか?」
と言うものです。
原因が明らかであれば率直に叱ればよさそうなものですが、
言い方が荒っぽかったり、口調がキツいとパワハラ扱いされて、
逆に責められてしまう時代です。
かといって腫れ物に触るように気を使い過ぎたり、
遠慮で思ったことすら言えないようでは、リーダーとして
存在価値を失いかねないのも事実。
言うべきことを言いながらも、ちゃんと相手に受け止めて
行動を改めてもらうには、どんな工夫をすれば良いのでしょうか。
わたしは彼に質問しました。
「伊藤さん(仮名)が部下を叱るのは、どんな時ですか?」
「それは、彼らがルールを破った時です」
わたしは続けて尋ねました。
「なぜルールを破ると叱るのですか?」
彼はしばらく沈黙した後、答えました。
「それは”自分がラクをすることで周りに迷惑をかけている”
ことに対して、無自覚でいることが腹立たしく、許せないからです」
この時、彼はハッとしました。
つまり自分は、相手がやる気がないから叱るわけではなく、
能力が低いから叱るのでもない。ずばり、
「自分がラクをするために周りに迷惑をかけている
ことに対して無頓着で気にかけない”自分本位な姿勢”」
に対して怒っていたのです。
「自分が起こる原因」が特定できたら、対策は簡単です。
部下に対して、予めそのことを伝えておけば良いのです。
そして、それでもそのような振る舞いがあったときには、
それを叱ると同時に、『なぜ私が叱ったのかわかりますか』と問いかけ、
先程の理由をリンクさせます。
すると部下は、なぜ叱られているかの意味がわかるので、
理不尽に思うことなく、徐々にそのことについて気をつけようとするでしょう。
上司部下の間で関係がこじれる理由の大きなものは、
「なぜ叱られているのかがわからないまま一方的に叱られる」
ケースです。
人は、理不尽や意味不明なことには不満を持ちますが、
そこに理屈があり、筋が通っていればわかってくれる人もいます。
できることから工夫してみるのはいかがでしょうか。











































