出すほどに溢れ出す!“アイデアの蛇口”理論。
2026.03.04 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション着眼点聞き方
コンサルタントや営業マンからの相談で、「相手が無口だったり、口数が少ない時に
どうすればもっと話してもらえるでしょうか?」というのがあります。
今日はわたしが意識している秘訣を紹介します。
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わたしはコンサルタントという仕事柄、人の相談に乗る機会が多くあります。
その際に特徴的なシーンがあります。
それは、はじめはクライアント自身も考えがまとまらず、
口数が少ない感じなのですが、数分もすると、
こちらの質問に促されて口から言葉が溢れ出し、
どんどん話してくれることです。
その様子を見ていた人から、次の質問を受けました。
「なぜ、はじめはクライアント本人も言葉を思いついていなかったのに、
途中からはあれだけ言葉が出てくるのでしょうか?」
一般的には「考えや答えが思いついたから言葉が出てくる」
と思いがちですが、わたしの考え方は逆です。
「言葉をたくさん出していると、
その勢いに引っ張られて、考えや答えが出てくる」のです。
イメージはこんな感じ。
タンクの中に大量の水と断片的なアイデアや言葉が入っていて、
その外側に蛇口が付いている。
その蛇口をひねって、水を大量に流していると、
その勢いに引っ張られて、点在していたアイデアや断片的な言葉が
有機的につながり、蛇口から流れ出すのです。
この水の勢いが重要で、ポタポタと出るレベルでは、
アイデア同士がつながることはなく、
いつまでもタンクの中にとどまったまま出てきません。
だからこそ、コンサルタントに求められるのは、
クライアントが安心して大量の水を外に出せるよう、
「安心安全ポジティブな場づくり(AAP)」と
「話しやすい適切な質問」、そして言葉を引き出す
「誘い水となる事例ストーリー」を語ることです。
それによって、言葉がたくさん流れ出ることで、
結果的に考えや答えも流れてきます。
これを「アイデアの蛇口理論」と名付けました。
クライアントのアイデアの蛇口を思いっきり開いて、
言葉が溢れ出すためには、どんな表情、言葉選び、関係性づくりが有効か?
わたしは今もそれを考え続けてコンサルティングをしています。











































