人にお願いをする時に快く快諾してもらう為に大切な2つのこと
2019.03.05 執筆者:和仁 達也コミュニケーション伝え方前置きトーク着眼点
人にお願いをするときには、快く受けてもらいたいと思う反面、
「断られたらどうしよう」
「負担をかけて申し訳ないな」
「そもそも、こんなお願いをできる関係だろうか?」
様々な思いが脳裏をよぎり、誰でも多かれ少なかれ抵抗感があるものです。
そんなときに、お願いごとに嫌な顔をされず喜んで引き受けてもらうために、
お願いをする側として考えておきたいことが2つあります。
それは、
「どうすれば相手(協力者)の負担を最小限にできるか?」
そして
「それによって、多少なりとも協力者にも
メリットを提供できるとしたら、なにか?」
の2つです。
以前、わたしは新刊のキャンペーン用プレゼントとして、
「社員の年収を100万円アップした
社長のインタビュー音声を7人分用意する」
という緊急課題に直面しました。
出版まで期間が2週間しかなく、
すでにコンサルやセミナーの予定がぎっしり埋まっている中で、
「誰に相談をするか?」、
また
「どうやって日程調整をし、インタビューを完了するか?」
を考えるのと同時に、上の2つの質問を考えました。
まず、
「協力者の負担を最小限にする」ために、
①余計な時間をとらせないよう、対面ではなく電話で行う
②簡単な打ち合わせも込みで、
インタビューを20分で完了させる
③前もって趣旨と4つの質問を箇条書きにして
メールで伝え、考えを整理しておいてもらう
という方針を決め、その段取りをおこないました。
次に、
「それによって多少なりとも協力者にメリットを提供する」
ために、
①その音声ファイルを(他の6人の社長の音声ファイルとあわせて)
協力者の会社の社員に聞かせる教育ツールとしても
使えるよう、データで提供する
②全国の本の読者に広く聞かれることで、
多少なりとも宣伝になる(といいな!)
の2つを考えました。
結果的に協力のお願いをした7人はみなさん
快諾してくださり、無事キャンペーンを
成功に終えることができました。(本当にありがとうございます!)
断られる恐怖が先にくると、前進できません。
そんなときは、
「お願いをする側なりに、どんな配慮ができるか?」
を考えることで、勇気を出してお願いができたりします。
改めて、協力いただいたみなさん、
この場を借りてお礼を申し上げます。
「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」
▶︎お願い事を笑顔で快諾させる『相手へのリクエストを、さわやかにする方法』