上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
お願い事を笑顔で快諾させる『相手へのリクエストを、さわやかにする方法』
2019.05.23 執筆者:和仁 達也コミュニケーション伝え方安心安全ポジティブな場づくり
お客さんや患者さんにリクエスト、つまり要求やお願いをするとき、
躊躇しませんか?
どう伝えれば、気持ちよく了解していただけるのか。
その伝え方ひとつで、相手に与える印象はまるっきり変わりますね。
以前、ビデオレンタル店でDVDを返却したときのこと。
お店に入ったわたしは、返すDVDの袋を片手に、
次に借りたいDVDを探しにいきました。
そして、その借りたいDVDを返却用とあわせて店員に渡して言いました。
「こちら(右手の)が返却で、こっち(左手の)は借ります」
すると店員は無表情でピシャリと言いました。
「先に返却を済ませてから、次のを借りてください」
一瞬言っている意味がよくわからず、
その場に数秒の沈黙が生まれました。
次にわたしの中に怒りの感情が湧いてきて、
しばらくムカムカした気持ちになったのです。
(なんだ、あのぶっきらぼうな言い方は!?
そんな言い方をしなくても、もっと言い方があるんじゃないのか?
大体、なぜ返却と借りるのが一緒じゃダメなんだ?)
まあ、盗難防止のためか何かだろうとは思いつつも、
この店員は相手の立場で考えられない人なんだなあと
ガッカリしました。
常連で利用しているお店でしたから、余計に。
そして同時に、お店側がお客さんにリクエストをするときの難しさ、
大切さも感じたのです。
わたしはリクエストをするときは、なるべくさわやかにしたいと
思い、次の2つのことに注意しています。
1つは、まず理由をちゃんと伝えること。
人は「●●なので、▲▲していただいてよろしいですか?」と
理由を添えてリクエストされるだけで、相手は納得しやすくなります。
なぜなら、人は要求されると、条件反射的にその理由を知りたくなるからです。
このとき、理由の中身は大して問題ではありません。
一度、試してみてください。
そしてもう1つ注意していることは、
なるべく相手が受け取りやすい口調、表情、態度で伝えることです。
にこやかに言われると、こちらも気持ちが穏やかになります。
爽やかさすら感じさせることもあります。
お客さんさんに何かをリクエストするとき、
爽やかにできているかどうか?
意識してみてはいかがでしょうか。
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