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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

コミュニケーションに不満を感じるときは、『本音は、別のところにある!?』

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2019.05.08 執筆者:和仁 達也

職場で不満を感じるのは、コミュニケーションの問題があります。

自分は問題ないし、本人も特に不満を抱えていないのに、
必要以上に第三者が間に入って問題を大きくする時ってありませんか?

本人は良いと言っているのに、なぜ第三者の人関係ないのに不満そうなのだろう?

上司はそのような人を見るとイライラしてしまう。

実は、このような場面では、伝えたい問題の本質は別のことにある場合が多いです。

それをストレートに言うと、悪く見られるのではないか?と違う問題にすり替えて、
自分が本当に得たいものを得ようとしています。

本音を言うと、相手に「なんてヒドイ奴だ」と思われる不安を抱くとき、
あるいは人前で格好つけたいときに、人は本音を隠して建前を言うことが多いようです。

スタッフの本音と建前も日常的に院内で起こっているのではないでしょうか。

次にご紹介するシーンは、ある歯科医院のミーティングでの
実際のやりとりです。

 


 

先輩スタッフ
「新人のAさんは、最近、いつも診療後に遅くまで
院長の発表会のスライド準備をやらされていて、
大変そうだと思います」

院長
「そうなのかい?わたしはそれほど手間のかかることを
お願いしている訳じゃないんだが、
そんなに時間が掛かっているの?」

新人Aさん
「すみません、わたしの要領が悪いので、
先輩たちにもご迷惑をかけてしまって・・・。
でも、わたしは大丈夫です。

パソコンを使うのは好きなので、つい余計なことまで
やっているから遅いんだと思います」

先輩スタッフ
「でも、本来の医院の仕事とは別のことなんだから、
Aさんがそれほど時間をかけてやることでは
ないじゃないでしょうか?」

院長※心の声
(ムッ!なぜ、そこまで言うんだ!?
本人が負担に思っていないんだから、別にいいじゃないか。
それに発表のスライドづくりだって、立派な仕事だぞ)

 


 

このようなぎこちない会話のあと、
わたしはこの先輩スタッフと個別に話しをしました。

「なにが気がかりで、そのような発言をされたんですか?」

本人はなかなか本音を言おうとしませんでした。

それは隠しているのではなく、本人も自覚をしていなかっただけ
のようでした。

その本音とは、

「診療が終わったら、早く家に帰りたいのに、
新人Aさんが残っている手前、先輩の自分が先に帰るのは気が引ける」

というものでした。

院長のスタンスは

「各自がやるべきことを終えたなら、速やかに帰ってよろしい」

というものでしたが、実際にそうすることに罪悪感を感じていたのです。

そこで、全員が揃ったミーティングの場で、
院長がその旨をあらためて強調したところ、
先輩スタッフも罪悪感から解放され、むしろ好意で
新人を気遣うようになりました。

言葉の表面だけで判断するのではなく、
本音を見極めて、そこを解消することが大切ですね。

 

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▶︎コミュニケーションを円滑にする秘訣!『空気を読む、とは?』

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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