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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

「コミュニケーションのズレを解消し、スタッフとの距離感を縮める面談はスタッフの話をしっかり聞くこと」

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2022.01.07 執筆者:和仁 達也

スタッフとのコミュニケーションのズレを感じ、
距離感を縮めようとする院長や店長は多いのですが、

一生懸命距離を縮めようとしても逆効果になってしまっていたり、
距離が全く縮まらずにコミュニケーションのズレを
解消できないままのケースが多いようです。

そこで、院長や店長がスタッフとのコミュニケーションのズレを予防したり、
縮める手段として有効な方法を、今回は紹介します

スタッフとのコミュニケーションのズレを埋めるスタッフとのランチ面談

院長とスタッフの間に、コミュニケーションのギャップがある
医院は少なくありません。

これは当然のことで、「給料を支払う側」と
「受け取る側」という立場の違いがある以上、
やむを得ないとわたしは考えています。

とは言え、できる限り、そのギャップは小さい方が
仕事がしやすいし、院内の雰囲気も明るくなります。

そんなときにわたしは院長にお勧めすることの1つは、

「スタッフにランチをご馳走しながら話を聞くランチ面談」

です。できることなら環境を変えて気分を一新するため、
院内ではなく医院の外のレストランで、
服装もユニフォームではなく、私服で行うことがお勧め。

ランチ面談でやってはいけないこと

先日セミナーで、スタッフとの関係が今一つだという
ある院長にこのランチ面談をお勧めしたところ、
次のような返答がありました。

「いや~、1年前にあるセミナー講師に
勧められてやったことがあるのですが、
スタッフの一部がもう二度と嫌だ、
と言って拒否するんです」

一体どういうことか詳しく話を聞いていくと、
大きな原因が2つあることがわかりました。

1つは、改まって話ができる機会は滅多にないので、
院長はここぞとばかりに、日頃から気になっていた
改善点や欠点を次から次への指摘していたこと。

もう1つは、新しい役割をスタッフに任せようとしたこと。

また、話す割合も、院長:スタッフ=8:2だったようです。

スタッフとのランチ面談の目的は、1つに絞る。

面談は、院長が指摘をしたり、一方的に話をしてしまうと
スタッフの本音を聞くことはできずにスタッフとの
距離感は離れてしまうでしょう。

なので、わたしはその院長に次のようにお伝えしました。

「せっかくの機会だから、あれもこれも伝えたくなる
気持ちはわかりますが、
わたしが言う”ランチ面談”の目的は、
教育のためでも指示するためでもありません。
”院長とスタッフの精神的距離感を縮める”こと、
これに尽きます。

それによって『スタッフに遠慮して指示ができない』
などのストレスが減って、診療がスムーズになるからです。

だから話す割合は、院長:スタッフ=2:8で、院長は聞くことに徹します。

聞く内容は、

『日頃どんなことを頑張っているか?』
『(公私において)気がかりなことや悩みはないか?』

などです。

スタッフの考えを共有することで、
スタッフの頭の中を理解することと、
他に誰もいない環境で、ここだけの話をした、
という体験をすること。そこに意味があります。」

「何を伝えるか」も大切ですが「誰が伝えるか」も等しく大切。

関係性をよくしておくことが、
仕事が円滑に進むコツであることを覚えておきたいものです。

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

 

▶︎「なぜ言っていることが伝わらないのか?」その理由は意図を伝えていないから。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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