わずらわしい雑用を先送りしないコツとは?
2022.05.18 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
ビジネスでもプライベートでも、
「やってしまえば、そんなに時間はかからないけど、
面倒くさくてつい先送りしてしまう」
ことってありますよね。
ビジネスで言えば、机周りに積み上げた資料を、
ちゃんとあるべき棚にしまうことだったり、単純な入力作業など。
プライベートで言えば、
廊下の電球が切れた時の取り換え作業や、
宅急便で商品が届いたときに段ボールを開封して、
しかるべき保管場所にしまって段ボールを片付ける作業など。
しかも、プライベートなことで言えば、
自分のことなら自分が我慢すれば済みますが、
家族から依頼されたことだと、そうはいきません。
面倒だからとほったらかしにしていると、
親子喧嘩や夫婦喧嘩の火種になることもしばしば。
それはおそらく、
「依頼したことをほったらかしにされた
=(イコール)依頼者である自分を軽視している」
という連想体系になるからではないでしょうか。
例えば親子関係であれば、
リビングに私物で散らかす子供に対して
「親の言うことが聞けないのか!?」と苛立ち、
夫婦であれば「何度言ったら、やってくれるの!?」と
配偶者に対して感情的になってしまうこともあります。
本人も悪気はないのですが、
単にわずらわしい雑用というのは、
先送りしたくなりがちです。
これを先送りせずに、
さっと片付けるコツがあったらいいと思いませんか?
わたしは最近、そのコツを発見しました。
わたし自身、そのたった1つの工夫をするだけで、
行動が進むようになりました。
それは、
「何をやるか」を考えるのではなく、
「何分でやれるか」を考えるのです。
つまり、
「作業”内容”」ではなく
「作業”時間”」で考えるのです。
そのわずらわしい雑用の中身を考えると、
嫌なイメージが先に来て先送りしてしまうのですが、
そこで終わらずにさらに一歩踏み込んで、
「これをやるのに何分かかるだろうか?」
と時間見積もりをしてみます。
すると、
「切れた電球の取り換えにかかる時間は、たったの5分」
「宅急便で届いた商品の開封と片付けは、たったの10分」
と気づきます。
その瞬間、やる内容は考えず、
「今から10分だけ、動く」と自分に命じて身体を動かす。
日常の中で10分間を確保するのはそんなに難しいことではないので、
このコツに気づいて以来、どんどん片付くようになりました。