プロジェクト型からパートナー型にシフトした中小企業診断士の事例
2024.02.27 執筆者:和仁 達也中小企業診断士日本キャッシュフローコーチ協会
今日は、中小企業診断士で
活躍する人の事例を紹介します。
「資格を取得して、信用は得られたが、
肝心のコンサルティングのやり方が
わからない」
そんな声を聞くことがよくあります。
税理士であれ、社会保険労務士であれ、
それは信用の証にはなります。
ただ、高額なコンサル報酬をいただいて、
本業ど真ん中に貢献するには、
全く別のスキルが必要になります。
そしてそれは「中小企業診断士」にも
当てはまるようです。
なぜなら、
「企業を診断する」行為と、
「毎月、継続的に経営支援する」行為は
”似て非なるもの”だからです。
そんな中、
「キャッシュフローコーチ養成塾」には、
中小企業診断士の方が多く受講していて、
目立つようになりました。
そこで、彼らに
「なぜ参加したのか?」
そして
「実際に参加してみてどんな良いことがあったのか?」
を率直に聞いてみることにしました。
あなたのコンサルティング活動のヒントになれば
幸いです。
プロジェクト型からパートナー型にシフトした中小企業診断士の事例
経理のアウトソースの事業会社の社長を経て、
中小企業診断士で独立した中山毅俊さん。
当初は見よう見まねでコンサルをして
いたそうですが、再現性のある「型」が
必要と気づき、
キャッシュフローコーチ養成塾に
入塾されました。
養成塾中には成果が出ず
「本当に投資回収できるのか?」
と不安になりながらも、
お困りごとリサーチを続けたとのこと。
そんな中あるセミナーを受講した際に
たまたま横にいた経営者さんとの
やり取りから、あっさり
コンサル契約が決まります。
その秘訣を尋ねたら
「お困りごと起点で話を聞いたことを、
その日のうちにメールで伝えたことが
うまく噛み合った」
とのこと。
相手のお困りごとを起点で
関わることの重要性を体得した
出来事でした。
中山さんはかつては
”プロジェクト型”の関わり方で、
月4回の訪問で担当者のマネジメントや
社長との橋渡しを行っていました。
その時の関わり方は、
「全体像がない中、目先の問題に対処し、
行き当たりばったりな相談の乗り方だった」
そうです。また、主に接する相手は、
社員や管理職。
それがキャッシュフローコーチ養成塾
卒塾後は”パートナー型”の関わり方に
変わります。
主に接するのは社長となり、
「相手のお困りごと目線での重要な
テーマをベースに、その時々に
必要なことと向き合うことになった」
そうです。
その後、
日本キャッシュフローコーチ協会で
様々な活動に関わり、仲間との交流を
積極的に行っています。
中山さんは言いました。
「コンサルタントの集まりで、
貴重な経験をこんなに貪欲に積極的に
シェアしてくれると言うのは衝撃でした。
おかげて、実践事例を聞いて学び、
自分の仕事に取り入れることができます」
「以前、キャッシュフローコーチの
仲光さんにメッセンジャーで
ある質問をしたら、
『Zoomで話しましょうか』と気前よく
相談に乗ってくれたことはとても
印象に残っています」
その時のことを仲光さんに聞いたところ、
こう答えてくれました。
「自分もかつて営業のことで悩んだ時に、
キャッシュフローコーチの仲間が
提案書を気前よく共有してくれたり、
相談に乗ってくれる人がいたのです。
なので、自分にできることであれば
”恩送り”をしようという思いで
やっていたんだと思います」
中山さんに今後の展望を聞いてみました。
「私は後継者のサポートをして、
元気に経営できるように
応援したいと思っています。
特に二代目社長はベテラン社員さんとの
関係に課題を感じている方が多く、
「〇〇君」と呼ばれて頭が上がらなかったり、
立場に問題を感じている方が多いようです」
「そんな悩みを抱える2代目社長の力に
なれればと、個別や集合形式での
コンサルティングを今後積極的に
行っていきたいと思います」
後継社長の置かれている状況や、
お困りごとを理解しているからこその
中山さんのこれからの取り組みに注目しています。
そしてわたしは、中山さんの話を聞いて、
彼のように
・中小企業診断士のスキルを活かして、
顧問先を継続的にコンサル支援したい!
との思いをお持ちの方なら、
このCFコーチ養成塾がお役に立てることを
実感しました。
そんな方には、
塾への参加を検討してもらえたら
いいなと思っています。
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(和仁の講義動画を使ってファシリテーターが解説)