継続は力なり。基本の大切さを信じよう！
2024.10.18 執筆者：和仁 達也
あり方・ビジョナリープランキャッシュフローコーチ着眼点
わたしはこの10数年で
キャッシュフローコーチ養成塾を始めとする講座を行い、
1000人以上の塾生を見てきて思うことがあります。
それは、”大きな成果”を出す人と、
”そこそこの成果”で終わる人の違いです。
その違いは一体何なのでしょうか？
もちろん、
スタート時点で搭載しているエンジンが
異なる場合もあるでしょう
しかし、入り口のスキルや知識量に
さほど差がないにもかかわらず、
1年後、3年後、5年後で大きな差がつく
ケースも多々見られます。
”そこそこの成果”にとどまる人に目立つ要因は、
メソッドを学んだときの「実践量の少なさ」です。
講師が推奨する回数や量に到達しないうちに、
「自分には向かない」と判断し、
他のもっと効率よく成果が出そうなメソッドを
探し求めます。
そこで新しい知識に触れ、
「これならやれる！」と喜ぶのもつかの間、
実践量が少ない習慣に変わりがないため、
同じことを繰り返します。
一方、大きな成果を出す人は、
講師が教えたやり方を、
講師が薦める『回数や量』でやっています。
例えば、
・「講義の音声を3回以上聞く」ことを
薦められたら、それを行う。
・30分のセミナーの雛形を習ったら、
それをセルフロープレして録画したものを
自分でチェックする。
・対話の型を習ったら、
同期の塾生と練習して、
「よくできたこと」と「改善すべきこと」を書き出す。
このように、能力の有無は関係なく、
「やるかやらないか」だけの違いで
力が付くことを、
講師が提示した『回数や量』で
やり切っています。
例えば、
子供の頃、初めて自転車に乗れるようになるときに、
1回目、2回目はすぐに転んでしまいますが、
10回、20回と繰り返していくうちに
ある時、突然乗れるようになります。
そして一旦乗れるようになると、
「もはや乗れなくなれない」のと同じように、
ビジネスのメソッドも一定量の蓄積を
するまでは実践し続けることが習得のカギとなります。
新しいメソッドを我流で学ぶのではなく
先生に教わる価値は、
「やり方がわかる」だけではなく、
「どのくらいの『回数や量』をやれば、
どこまで行けるか」
を知れることにあります。
「このメソッドは自分に必要だ」
と判断したのであれば、
そして、その価値を信じているのであれば、
「成果を出すまでの実践の『回数や量』」
にこだわるようにしてはどうでしょうか？
わたしが代表を務める
日本キャッシュフローコーチ協会では、
所属するキャッシュフローコーチの質を高めるために、
継続的な学びの場を用意しています。
キャッシュフローコーチ養成塾の中で学ぶ
「ビジョナリーコーチング」もまずは10人、
そして次に30人までは一気に行うことを推奨します。
それによって、
様々な背景や性格を持った相手に対して
柔軟に対応する経験値を積めて、コツを掴めるからです。
そして、コツをつかんだ状態で、
塾生以外の人たちにそれをやってみます。
そして一定頻度の実践を重ねたときに、
やがて「次のステージに上がるために
必要な学びのタイミング」が来ます。
そして、その人には
そのタイミングだからこその
学びの場も用意しています。
1つのステージをクリアしたからこそ、
次のステージに行ける。
それを繰り返していくことで、
気がつけばある分野において、
圧倒的な高みに到達することができます。
それは、手当たり次第に新しいスキルを
かじっては次へ行く人には
決して見ることができない絶景となるでしょう。
継続は力なり。基本の大切さを信じる。
その価値を改めて見つめたいものです。
