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パートナー型コンサルタントの あり方・やり方

忙しい中で良質な準備時間を継続的に作り出すには?

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2025.10.04 執筆者:和仁 達也

 

コンサル業において仕事が軌道に乗ると、クライアントに直接関わる
時間とは別に、その準備業務にかかる時間も増えてきます。

それがボトルネックとなり、せっかく多くの仕事が入って
きても、忙しさゆえに時間がなく受けられないのは
痛い機会損失となります。

今回はそんな悩みを抱える塾生とのやりとりを共有します。

 

和仁
和仁
さて、Aさんのテーマは「良質な準備時間を継続的に作り出すには?」ですね。補足をお願いします。

 

はい。忙しくなると、そもそも準備時間を確保するのが難しくなりますよね。特に、セミナーの内容を考えたり、創造的な思考を要する業務は、まとまった時間を取らないと進まないんです。
今までは、1日かけてじっくり取り組んでいましたが、最近はそんな余裕もなくなってきて…。
Aさん
Aさん

 

和仁
和仁

なるほど。時間が取れなくなった中で、どう効率的に準備を進めるかが課題なんですね。

例えば、僕の場合はこうしています。

① 定期的なミーティングを設定する
→ クリエイティブな業務は、一人で抱え込まず、定期的に専門家とミーティングすることで進めます。これが他人を巻き込むことのよって、強制的に先送りせずに考える力になります。

もし協力者がいない場合は、例えば、ChatGPTと対話しながら壁打ちをして、思考の整理をすることもあります。

② タスクをスケジュールに組み込む
→ 「この日は〇〇について考える」と先に決めておけば、その日までは忘れる許可を自分に与えられるので、頭の中でモヤモヤし続けることがなくなります。

 

なるほど…!考える場を予め確保することで、タスクを先送りせずに、確実に前へ進める仕組みを作るということですね。
Aさん
Aさん

 

和仁
和仁

そうです。そして、ちょっとした「気がかり」についても、すぐに対処できるようにしています。

たとえば、何か気になることがあったら、それに「タイトルをつけてメモ」しておきます。
そして、そのメモを「いつ、どの場で深掘りするか」を決めるんです。

こうすることで、「あの件、どうしよう…」と考え続けるストレスから解放されます。

 

それ、めちゃくちゃいいですね!気がかりを溜め込まずに処理できそうです。
Aさん
Aさん

 

和仁
和仁
そう、こうした仕組みを作ることで、「準備時間がない」という悩みがなくなります。忙しくても、準備の質を落とさずに済むんです。

 

ありがとうございます!これ、すぐに実践します!
Aさん
Aさん

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■ まとめ

今回の対話では、

• 考える業務をサポートしてくれる第三者の専門家を交えた定例ミーティングを行う
• 考えるタスクを思いついたら、それに名前をつけて、実行する日をスケジュールに書き込む

という2つのポイントが明確になりました。

忙しくて時間が取れないと感じている人は、試してみてはいかがでしょうか。

 

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

▶︎忙し過ぎる人が見落としていること。 対策の前に、理想の生活スタイルをイメージしよう!

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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