上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
SNSでのコミュニケーションを上手にやる方法
2025.04.22 執筆者:和仁 達也コミュニケーション伝え方着眼点
SNSが広まったことで、職場が離れているスタッフ間の
コミュニケーションの選択肢は増えました。
その一方で、それに伴うストレスも新たに生まれているようです。
その克服の視点を、ある歯科医院の事例で紹介します。
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SNSが普及した今、LINEやFacebookで、複数のメンバーが
情報共有することが手軽にできるようになりました。
そこで、職場毎や関係者毎に5〜10人のグループをつくって、
そこでホウレンソウするシーンもよく見かけます。
それによって、「職場が離れていたり、働く曜日が
異なっていても情報共有できる」など、とても便利な点があります。
その一方で、
「わたしの投稿、みんな読んだはずなのにリアクションが
なくて、無視された気持ちになる」
「人によってチェックする頻度やタイミングが異なり、
いつ読まれるのか、と不安になる」
「リアルで会って話せばフレンドリーなのに、
ネットだと言葉足らずで“上から目線”な物言いになる人がいる」
など、様々なストレスや問題も浮き彫りになるようです。
また、
「会って話せば一瞬で解決しそうなことを、
わざわざSNSのグループでやりとりするため、
話がこじれて、場の空気が悪くなる」
とか
「すでに当事者同士は対面で話をして解決しているのに、
それが知らされないため当事者以外のメンバーが
成り行きを見てヒヤヒヤドキドキする」
なんてこともありました。
そこで、ある医院では、そこにフォーカスして
「SNSグループでの6大マナー」と題して、
全員の認識を揃えたところ、意思疎通がスムーズになりました。
それは次の通りです。
<SNSグループでの6大マナー>
1、チェックするタイミングは、少なくとも
午前の診療開始前と診療終了時、
午後の診療開始前と診療終了時の1日4回以上とする。
2、冒頭に「宛名」を書き、誰に向けて書いているかを明らかにする。
3、質問や依頼には必ず、返信をする。
4、言いたいことの”意図”がちゃんと伝わるよう、具体的に書く。
5、関係者全員が理解できるよう、
「そのメッセージの前提となる背景情報」も、端折らず書く。
6、対面で話し合いがついた場合も、一言「この件は解決済み」と投稿する。
みなさんの職場で、もし同様の課題がありましたら、
このように言語化してみてはいかがでしょうか。