上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
余裕度がなくなるとネガティブな面が表面化する
2026.10.07 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方着眼点
今回は、「実力あるベテラン社員の言動で、最近おかしいと感じた」
ときにチェックしたいお話です。
ある医院で「最近、チーフの否定的な言動が気になっている」
との相談を受けました。
例えばミーティングで新しい提案が上がっても
すぐにできない理由を口にして流れを止めたり、
人のミスや欠点の指摘の頻度が増えたり、
部下への発言の口調がキツくなってきたとのこと。
「彼女のレベルが低下したのか、
それともやる気がなくなったのか、、、。
元々は実力があるスタッフなのですが、どうしたものでしょうか?」
このような状況に至る理由はいくつもありますが、
よくあるのが「余裕のなさ」から来ると言うものです。
人は余裕がなくなるとネガティブな面が表面化するようです。
なので、時間的にも精神的にも常に相応の余裕度を
保っておくことが、常に一定レベル以上の仕事をする上で大切
だとわたしは考えています。
そこで院長に質問をしました。
「チーフの余裕度は今、何%だと思いますか?
100%は『十分に余裕があって周りを見渡せて気力体力が充分な状態』です。
0%は車で例えれば『ガソリンが空っぽで動けない状態』です」
その時院長はハッとした表情で答えました。
「そういえばここ半年ほど仕事が立て込み、
診療以外の業務も抱え込んでいたので、
余裕度はかなり低くなっているはずです。
感覚的には20〜30%くらいでしょうか。
そこへの配慮が足りませんでした。気がつけてよかったです。
彼女には言動について注意をするのではなく、
もっと余裕を保てるようフォローすることが私の課題だと気がつきました」
その後の院長のチーフへの対応は当初の予定とは真逆のものとなり、
結果的に院長に気をかけてもらえたことから
チーフは余裕を取り戻し始めたそうです。
コミュニケーションがギクシャクした時、
「余裕度は何%か?」を自分にも相手にも問いかけてみたいものです。











































