上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
安心して部下に任せられない本当の理由
2025.03.22 執筆者:和仁 達也コミュニケーション伝え方前置きトーク着眼点
リーダーは「人に任せることも、仕事」だったりします。
しかし任せるのが苦手で、自分で抱え込むリーダーは少なくありません。
そこで「任せることを阻む要因」を取り除くヒント紹介します。
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リーダーの悩みとしてよくあることの一つに、
「安心して人に任せられない」があります。
優秀な人ほど仕事が集中します。
そして時間の問題で、キャパシティ(許容範囲)を超え、
業務がまわらなくなる。
そこで、部下や仲間に仕事を振ることになるわけですが、
それが期待通りにいかない。
「依頼した後、何の報告もなく、どうなっているかがわからない」
「その後どうなっているかを尋ねたら、
『◯◯さんに依頼しときました』と他人に丸投げ」
そんなことが何度か続くと、「もう他人には任せられない!」となる。
そんな堂々巡りをしている人は少なくないようです。
そんな相談を受けている中、思いがけない発見がありました。
任せる人(Aさん)と任される人(Bさん)とで、
「任せる」の言葉の定義が違っていたのです。
任せる側のAさんは、
「任せるとは、目的と期限を相手に伝えて、やってもらい、
タイムリーに報告連絡相談を受けながら、完遂すること」
でした。
一方、任される側のBさんは、
「任せるとは、それをやる目的もやり方もすべて一任されて、
やり終わってからの結果で示すもの」
でした。
この状況でAさんがBさんに仕事を任せたら、
どんなことが予想できるでしょうか?
(Aさん目線)
「あの任せた案件、その後、何の報告もないし、どうなったいるんだ!?
本当に期限に間に合うのか?」
と不安が募り、いちいち確認をしたくなる。
(Bさん目線)
「いちいち確認されて、うっとおしいなあ。
そんなに心配なら自分でやればいいのに。任せてくれたのなら、
細かいことを気にせずに信頼して欲しい」
と不満が募り、モチベーションが下がる。
この場合、どうすればいいのか?
はじめの一歩は、「任せる」ことについての言葉の定義を揃えること。
「どのようなスタンスで任せているか」をAさんが伝えて、
不明なことがあればBさんが質問して、
お互いの認識を揃えておくことではないでしょうか。
意外とそこが抜け落ちてギクシャクしているケースは多いので、
確認したいところです。
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