上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
人間関係でストレスを感じやすい人の共通点
2025.04.07 執筆者:和仁 達也コミュニケーション伝え方着眼点
人がストレスを抱える理由の最大の1つは、人間関係でしょう。
と言うことは、ここのストレスが減れば人生のストレスは大幅に減るわけで、
今日はそのカギをお話しします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人間関係でストレスを感じやすい人の共通点があります。
それは、
「相手がどこまで入ってきていいか、の”境界線”が曖昧」
と言うことです。
”境界線”とは、例えば次のようなものです。
「他人がプライベートなことに踏み込んできていいのは、ここまで」
「親しき中にも礼儀ありで、フレンドリーに接してくれるのは歓迎だけど、
他人が距離感を詰めてきていいのは、ここまで」
「お客さんや上司が、仕事上でいろいろ要求してくるのは
歓迎だけど、こちらが受け入れるのは
ここまで」
などなど。
自分の中でその”境界線”を決めておらず曖昧なままだと、
相手は「言えば受け入れてくれる」と勘違いして、
どこまでズカズカと土足で入り込んでしまうのです。
例えば、体の弱い人が飲み会の後に2次会や3次会に
誘われた時に、本当は断りたいのに断れず、
相手にあわせてノリよく参加し続けていたらどうなるでしょう?
それが続くと、ストレスに感じたり、体調を崩すなどして、
その悪影響を自分にも周りの人にももたらしてしまうかもしれません。
逆に”境界線”がはっきりしている人は、
暗黙のうちに「ここから先は入って来ないでね」と言う
メッセージを発しています。
そして、相手もそれを敏感に感じる人であれば、
言葉にして言わずともそれを察して、
円滑で気持ちの良い付き合いが続くことになります。
前述の懇親会の二次会への参加の例でも、
お誘いを断った瞬間は「ノリが悪い人だなあ」と
思われるかも知れませんが、
時間が経てば「この人はそういう人」という認識になり、
周りがそれを受け入れてくれるポジションを
手に入れることもあるでしょう。
そして、自分の器が大きくなり、受け入れる余裕が
生まれてきたら、その境界線を徐々に広げていけば
無理がありません。
コミュニケーションを円滑にする秘訣の1つは、”境界線”。
仕事関係、友人関係、家族関係など、での関わりにおいて、
あなたはどこに”境界線”を引きますか?