上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術
言った通りに動いてくれないスタッフ、本当の理由。
2026.03.22 執筆者:和仁 達也
コミュニケーション伝え方着眼点
業種業態を問わず、あらゆる組織において
「スタッフが言った通りに動いてくれない」
というリーダーの悩みはよく聞きます。
会議や面談で「今週末までに◯◯をやっておいてくれる?」と伝え、
「はい」と返事をしたはずなのに、その約束は守られなかったり、
提出はされても、こちらの期待と異なる形であった。
そんな経験はありませんか?
その原因として考えられるのは、
「上司と部下の関係が良くないから、部下が素直に受け入れてくれない」
「既存の仕事が忙しすぎて、それをやる時間が捻出できていない」
などいくつもありますが、意外と初歩的なところに
原因があるのかも知れません。
それは「上司の指示内容を正しく理解できていないから」です。
ある製造業でベトナム人実習生を受け入れている会社で
同様の悩みがありました。
そこでリーダーに提案したのが次のアイデアでした。
この1ヶ月、部下に指示をした時に
「いま私が指示した内容を復唱してみて」
と伝え、正しく復唱できなかった回数をカウントする。
つまり、「指示をして復唱を求めた回数」と
「正しく復唱できなかった回数」を漢字の「正」の字で記録して、
翌月報告していただきました。
その結果、「正しく復唱できなかった
(=正しく指示内容を理解していなかった)」のは実に6割以上でした。
これは「言語の違い」による伝達の難しさを表していました。
次に
「言語が異なる外国人スタッフで6割なら、
言語が同じ日本人スタッフなら0割、つまり全員正しく復唱できるのか?」
が気になりました。
そこで、同様のことを日本人の若手スタッフにも行ったところ、
正しく復唱できなかったのは0割ではなく、3割以上でした。
つまり彼らの場合、正しく理解できなかった理由は
「言語の違い」ではなく「理解力の違い」だったのです。
この経験から、この会社では
「上司が部下に大切な指示や説明をした時は、必ず復唱を求める」
をルールにしました。
すると、事前に「理解不足や誤った解釈」が判明して、
その場でフォローすることで「言った通りに動いてくれない」
悩みは解消されました。
自社でも心当たりがあると感じた方は、
一度、確認してみてはいかがでしょうか?











































