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上司と部下のコミュニケーションギャップを解消するコミュニケーション術

正論を言わずに相手に気づかせるには?

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2026.04.22 執筆者:和仁 達也

 

客観的にみると「何が正解か」は明らかなのに、
当事者になるとそれが見えないことがあります。

当事者になると、感情が邪魔して、
正しく状況をとらえにくくなるからです。

そんな時に、それに気づいている上司やリーダーは、
どうやって本人に気づかせれば良いでしょうか?

 

相手に真正面から正論を展開して「間違っている」と指摘したら、
逆ギレされて関係性が悪化する恐れがあるので注意したいところ。

今回はそんな時に効果的なアプローチをご紹介します。

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ある医院で、副院長が部下であるスタッフに仕事を振らずに、
自分で抱え込んでいました。

それ故に常に自分だけが忙しく、精神的な余裕もなくなり
ピリピリした空気を周りに発散しています。

わたしが彼に「その仕事は、部下の方に任せられませんか?」と尋ねると、

「これはまだ人に任せられる段階ではないので、わたしが
あるレベルまで整えた上で任せようと思っています」

との返答があり、結局は最後まで自分でやり切ってしまいました。

彼は余裕があって冷静な時は

「人にどんどん任せて、ウチの医院を自立型の組織にしたい」
と言っていて、元々は「人を信じて任せる」ことをしたいようです。

ところが、いざ実際にその判断が求められる状況になると、
元来の“真面目さ”と“完璧主義”が発動して、
「自分で抱え込む」のです。

ここでわたしが着目したのが“時間軸の長短”です。

時間軸を短くとって目先で判断すれば、
たしかにスタッフに任せるよりも最もスキルが高い副院長が
自分でやった方が、早くて正確に仕事を完遂できるので、
それは正しいと言えます。

 

では逆に、時間軸を長くとったらどうなるか?

わたしはこの着眼点を投げかけてみました。

「もし、仕事を抱え込んだまま1年、2年、3年が経ったら、
医院はどうなりますかねぇ?」

その瞬間、彼の動きが止まり、しばらく黙考したのちに

「そうですよね。いつまでもこうやって抱え込んでいたら、
スタッフはずっと私に依存して成長しませんよね」

とつぶやき、手を止めて、円滑な引き継ぎ方法を
一緒に考えることになりました。

 

この話のポイントは、

「正しい・間違っている」の議論(正論)から
「時間軸の長短」の議論にシフトしたことで、
相手がすんなり受け入れてくれたところにあります。

 

このケースは彼がそもそも時間軸を長くとらえられる人
だったから奏功しました。

人によっては

「相手の立場でイメージしたら、どうか?」

「自分が院長だったらどうするか?」

など、気づきを得る着眼点は異なります。

 

正論を言いたくなった時、みなさんの周りの人には、
どの着眼点がピッタリとハマるのか?

いろいろ試してみてはいかがでしょうか。

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

▶︎人が正論で動かない本当の理由は、思考が一足飛びだから。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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