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パートナー型コンサルタントの あり方・やり方

依頼と要求と説明の違いとは?

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2022.06.18 執筆者:和仁 達也

あるスーパー銭湯で館内放送が流れたときのこと。
違和感を感じる出来事がありました。
その時の放送内容は次のようなものでした。

「リラクゼーションルームのチェアの、
手荷物による場所取りはお辞めください。

また、岩盤浴の作務衣での
リラクゼーションルーム入室はお辞めください。

また、・・・」

という具合で、注意メッセージが次々と続いていました。

それを聞いたとき、わたしはあまりいい気分ではありませんでした。

それは、言葉は丁寧かもしれませんが、要は
「◯◯をするな」という禁止要求だからです。

そもそも、人は上から目線で「要求」されたくはないものだと思います。

ただ、「依頼」や「お願い」だったら、
嫌な感じは多少やわらぎます。
例えばこのように。

・要求→「手荷物による場所取りはやめて下さい」
・依頼→「手荷物による場所取りはご遠慮いただきますよう、ご協力お願いします」

これが、「説明」になると、さらに印象が微妙に違ってきます。

・説明→当館では、手荷物による場所取りはご遠慮いただいております。

これは、当館のルールの説明をしているだけであって、
直接的にお客さんに「要求」はしていません。

ただ、「お客さんにどうして欲しいかの意図」
はちゃんと伝わります。

お客さんに要求や依頼をする行為は、
感受性の高いスタッフにとっては、言いづらい場合があります。

とりわけ、複数の注意事項を立て続けに
伝えなければならないときは、なおのこと。

そんなときは、そのすべてを「要求」するのではなく、
ひとまずすべてを「説明」した後に、
最後に「ご協力お願いします」と「依頼」するのが、
抵抗感がなくて言いやすく聞きやすいと感じました。

「さらに理解を深めたい人はこちらの記事もオススメ」

▶︎先に言えば説明、後で言えば言い訳。

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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