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パートナー型コンサルタントの あり方・やり方

相手を喜ばせるか、がっかりさせるか、は順番で決まる。

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2023.02.04 執筆者:和仁 達也

同じことを言ったとしても、どの順番で言うか、に
よって、相手を喜ばせることもあれば、がっかりさせる
こともあります。

そんな気づきを得た体験を、わたし自身の自戒を込めて紹介します。

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先日、友人たちと毎年恒例のビジョン合宿で、
静岡の某温泉旅館に行ったときのこと。

そこは初めての旅館だったので、
どんな雰囲気、料理、サービスなのだろうか、と
ワクワクドキドキしつつ到着。

駅から現地までの車の送迎、外観からラウンジの受付、
部屋に案内されるまでの数分間で、
「これはかなり期待できる!」と確信し、
そのあとのビジョン合宿ミーティングの成功を確信したものでした。

実際、料理もすばらしく、外観や館内の調度品のセンスも最高。

日本庭園には手入れの行き届いた緑と透明度の高い大きな池。
源泉掛け流しの岩風呂もゆったりとしていて、
何度もつかりにいったほど。

トータルでかなり高いレベルの世界観を実現していて、
メンバー全員が「ここは正解だった。次回もここでやろう!」
と意見が一致したほどでした。

ただ、そんな中で、振り返ってみたときに
1点だけ残念なことがあったのです。

それは到着後、部屋についてからの室内の説明のときのこと。

スタッフがメニュー表を見せながら話し始めました。

「夕食の献立の金目鯛の干物についてですが、
当地は大変金目鯛が人気で、とりわけ当館では
このようにいくつかの種類があります」

わたしたちは、(うんうん、なるほど。この中から
どれを食べたいか、を今のうちに選んで欲しいんだな。
まあ、準備の都合とかあるんだろうな)と思いながら聞いていた。

すると、スタッフはおもむろにもう1つのシートを見せながら、
話を続けた。

「これらの干物は、お土産にお買い上げいただくことができます。
こちらの注文シートに必要なものと個数をご記入になって、
ご用命くださいませ」

「・・・。」

みんな口には出さなかったけど、心の中でこう突っ込みを入れていた。

「ここで売り込みかよっ!!」

干物の販売をすること自体が悪いんじゃない。

これが、もし夕食の後だったら違ったでしょう。

「あの美味しかった金目鯛なら、お土産に喜ばれそうだな」
と素直に感じられたかも知れない。

ただ、まだその価値を体感していないうちに宣伝されても、
言葉が素直に入ってこない。

彼は順番を間違っていたんです。

何を言うかも大切だが、どの順番で言うかも等しく大切。

これは、あらゆるビジネスに当てはまることだし、
わたし自身も自戒したい気づきでした。

 

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  • 和仁 達也

    ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年に27歳で独立、月1回訪問・月額30万円以上の顧問先を複数抱える。継続期間は平均10年で、20年以上の支援先も。この高額報酬で長期契約が続く【パートナー型】コンサルティングを学びたいコンサルタントや士業が養成塾や合宿に1,000人以上参加。2015年に日本キャッシュフローコーチ協会を設立。CFコーチの育成と普及に注力。著書に「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」他多数。

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