英語の苦手意識を克服するコツ。やってみてわかったこと
2023.02.18 執筆者:和仁 達也コミュニケーション伝え方着眼点
以前、ベトナムで現地の起業家向けにキャッシュフロー経営セミナーを
2時間、フル英語でやった体験から得た気づきを共有します。
何事も、
「やってみたからわかること」
「やったからこそ見える景色」
というのがありますが、今回もやはりありました。
それは、セミナー翌日のことです。
現地企業視察に訪れた先の1つがベトナム人経営者の会社で、
英語での質疑応答になりました。
半年前のツアーだったら、わたしはそのような場面では
主催者に逐一「通訳して」とお願いしていました。
ところが、今回はベトナム人経営者が
英語で話していることがほぼ理解できる。
しかも、質問もその場で英語で投げかけて、
回答してもらい、ちゃんと英語での会話が成立していました。
さらには、英語が苦手な同行者のために、
彼の質問を通訳することまでやれてしまっていたのです。
わたしが驚いたのは、こちらがあらかじめ用意していた
英語をしゃべるだけでなく、
アドリブでちゃんと双方向のビジネス英会話が成立していたこと。
英語でセミナーをしたとは言え、
それは事前に用意した内容を丸暗記する勢いで覚えて
しゃべっているに過ぎません。
なので、ヒアリングは相変わらず苦手なままだったし、
準備した内容以外のボキャブラリーはわたしの中にないはず。
それなのに、特に不自由なく英語で会話を
楽しんでいる景色はとても新鮮であり、驚きでした。
わたしが思うに、その理由は2つあります。
前日、英語で2時間しゃべり続けたことで、
①脳のスイッチが英語の脳に切り替わったこと。
②ビジネス英会話に対するセルフイメージが引き上がったこと。
これは、やってみて体感できたことでした。
目の前に訪れたチャンスやチャレンジに
ノリよく乗って全力投球してみる。
その連続の先に、当初からは想像もつかないところに
到達する秘訣があることを改めて実感しました。