周りと比べて焦ったときの対処法とは?
2023.04.04 執筆者:和仁 達也コミュニケーション着眼点
わたしが講師を務めるキャッシュフローコーチ養成塾では、
中盤あたりから成果報告がたくさん届き始めます。
それを見て、とても心強く感じる一方で、
わたしが気に掛かっていることがあります。
それはまだ成果が見えていない(と感じている)人の気持ち です。
今日は、わたしが独立前の数年間、劣等感と戦っていた頃を
思い出しながら、養成塾で頑張っている塾生に向けて、
今回の記事を書いてみます。
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養成塾では、塾生同士の集団の質を上げることで、
一人ひとりの能力を最大限に発揮して、
1人では到達し得ないところに向かいます。
ただ、そのプロセスで1つ落とし穴があります。
それは、【他人との比較】です。
周りを見ると、他人と自分を比較しがちです。
それも、成長意欲が高い塾生の場合、比べる対象は
「自分より成果を上げている人」であることが多いようです。
ところが、それをやると、自分の劣っている点ばかりが目につき、
自信を無くします。 さらにはそれが焦りとなり、混乱します。
独立前のわたしは、農学部から何かの間違い(!?)で
コンサル会社に採用されてしまったので、初めの1年、
さらに最後の3年間(まあ、サラリーマン時代のほぼ全部)を
劣等感と雑草魂で生きていました。
「◯◯さんが、もうあそこまでやって成果を上げているのに、
自分は未だにこの状態なんて、、、」
そんな声が身体の中で何度も聞こえてきました。
わたしは幸い、周りの人に恵まれ、励ましや激励、支援を得て
独立しましたが、正直かなりキツかったです。
27歳で独立した後も、自分より年齢も経験も上の人達を前にして、
自信を失いかけたことは、一度や二度ではありません。
その度に、ウォークマンでロッキー4のサントラ盤や
プロレスの入場曲を聴きながらクライアント先に向かっていたことは、
今でもありありと脳裏に蘇ります。
そして、気がついたんです。
他人と比較して効果が出るのは、
「すでに成果が出ていて、心が前向きな状態の人」
だけだと。
じゃあ、そうでない人は、何と比べればいいのか?
それは、「今のチャレンジを始める前の自分」です。
つまり、養成塾に入る前の自分と今の自分を比べてみてほしいのです。
もしかしたら、目には見えないかも知れないけど、
すでに、いくつもの変化(非経済的成果)を遂げているのでは
ないでしょうか。
もし心がざわめいたり、焦りを感じたら、
比較対象に注目してみると、気づきがあると思います。
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